2006年11月10日
JKと言うんだそうな
小生が毎日愛読しているブログにこんなことが書かれていました。
またしても「我が意を得たり」の心境です。
ま、信頼関係なんて、とうの昔にないんでしょうけどね。
ところで、、、
この写真、何だかわかります?
今から30年以上前の女子高生のファッションなんだとか、、、
今とはずいぶん違いますねぇ、、、
隔世の感あり。
2006年11月08日
議論はオッケー
今日は水曜日、午前中は市役所と銀行と郵便局のハシゴをしました。
今日のやうに天気が良いと小生のスーパーカブの威力が最大限に発揮できます。
その後は横須賀に移動。
昼メシは例によって例のラーメン店で。
午後は神奈川歯科大学で4年生の歯周病学実習。
毎週のことですがここに来ると若いパワーをもらうことができます。
、、、というよりも自分が歳とったということを実感するわけですが。
夕方からは例のスポーツクラブへ。
先週に引き続き今日も空いています。
どうやら5時チョイ前に入館するというのがベストのやうです。
さて
「我国が核を保有してもいいんじゃないか、に関する議論」のことですが、、、
そりゃ、議論したっていいでしょう。居酒屋で酒飲みながらとか。全然オッケーです。
でもね、トップに立つヒトが「議論なら構わない」と言っちゃいけねぇよ。
教師が生徒に「体罰を与えることの是非」だって議論されて良いと思いますよ。
でも、校長や県の教育長や文科省の大臣が「議論なら構わない」と言えば問題でしょ?
最近話題の臓器移植問題もそう。
実際に大きな需要があるわけだから、「臓器売買の是非」だって議論されて良いのかもしれません。
でも医師会の会長や厚労省の大臣が「議論なら構わない」なんて絶対言っちゃダメでしょ?。
、、、そういうことですよ。安倍さん。
2006年11月01日
教育問題かぁ〜
教育現場が荒廃している云々、、、と言われていますが、、、
だいたいですね、世紀の悪法:個人情報保護法のせいで、教師が生徒の家庭の事情を聞きたくても聞けない御時世でしょう?。
ちゃんと教育指導しろというのがそもそも無理だっての。
数日前にオイラが経験した、例の個人情報を一切話したくないという患者さん、、、この患者さんの治療方針を立てたくても情報がなさすぎて立てられない、というのと一緒ですね。
さて、今日は水曜日。
昼メシは例によって例のラーメン店で。
今日食したラーメンも本当に美味しかった〜。
午後は神奈川歯科大学で歯周病学実習。
その後、夕方は例のスポーツクラブへ。
今日は施設が空いていて快適でした。
やはりこの時間帯が狙い目かな?
夜、診療室に行くと、我が母校の片瀬中学校に人だかりが、、、なんでも亀梨クンがドラマのロケに来ているとか来ていないとか、、、
そういえば先週は江ノ電江ノ島駅で何かやってたな、、、何なんだろ?。
その後は藤沢市歯科医師会の神湘会学術部の会合でした。
非常に興味深い症例を見れて有意義でした。
家に帰って夕飯を食いながらTVを視ていると、、、
バリバリバリューという番組の「セレブの晩御飯」というコーナーに学生時代の部活の先輩が出ていました。
この先輩、学生時代からお金持ちでいらっしゃったのですが、改めて「セレブ」というふれこみでTVにお出になると、、、
とにかくバイタリティーにあふれて何にでもアグレッシブな方ではありました。
でも、歯医者がみんなこういう生活しているわけじゃありませんからね〜、、、これは極めて特殊なケースですから。
いろいろあった水曜日でした。
2006年10月04日
美しい国、ニッポン
美しさの基準ほど曖昧で個人差のあるものはないだろう。
しかもそれは時代とともに大きく変わるし、、、
小野小町なんて今なら間違いなくブサイクさんでっしゃろ?
我国のトップは上記の「美しい国、ニッポン」を相も変わらず連呼しておるが、、、
選挙演説ならまだしも、ソーリになってからも連呼されると、、、
さすがに言いたくなる「もういいよ、、、」と。
「再チャレンジできる社会」って、、、美しい国の社会のことなんだろか。
再チャレンジなんてしなくて済むならそれに越したことなかろうに、、、
でもこのヒトって人気あるんだよなぁ、、、
日本国民って、政治家の人気の基準と芸能人の人気の基準が同じなんだろうなぁ。
だから見ててごらんなさい、、、
今後5年で福祉がどんどん切り捨てられるから、、、
もちろん医療と年金は優先的に、、、
そしてなるべく国民に判りにくく、徐々に、、、しかし着実に。
後になって後悔しても遅いのさ。
ところで今日は水曜日。
神奈川歯科大学の歯周病学実習に行きました。
女性の学生さんや若い女性ドクターと話していると、、、
自分が初老であるということが実感できますなぁ〜。
2006年09月09日
家電化
外付けBackup用HD騒動から一夜明けて感じたこと、
それはコンピュータの家電化。
どこでそう思うかというと、まず、店員の対応、そして取扱説明書の解りやすさ、そしてカスタマーセンターの対応、、、
要するに、ズブの素人に対していかに優しいか、、、ということ。
いや〜ずいぶんと優しくなりました。
まだ、解りにくいところもあるけど、相当改善されています。
思えば、10年前とは雲泥の差ですよ。
10年ひと昔、よく言ったもんです。
アノ頃は店員に何を聞こうが、専門用語を羅列するばかりで、こいつら宇宙人か?、と思ったものなぁ、、、
取説も専門用語ばかりで難解を極め、あってなかったようなもんですし。
小生がコンピューター嫌いになった一因です。
今思うに当時の店員のヤツら、絶対にワザと難解な説明をしていたな、、、と。
本当はもっと解りやすく説明出来たはずなんですよ。
素人にも解りやすく噛み砕いて説明する能力もあるはずなんです。
それをワザと知るはずもない単語を並べ、こっちが当惑するのを見ていたな、、、と。
それで優越感に浸っていたヤツもいただろうな、、、と。
全員が全員とは言わないけど、当時、相当の確率でそうだったんじゃないのかなぁ、、、。
コレね、店員だけじゃないですよね。
当時、職場とかでもコンピューターに詳しいヒトって何人かいたわけじゃないですか。
その人達も、みんな自分のレベルで話すのね。
相手のレベルまで降りて来ないの。
当時の小生の職場でも、コンピューターに詳しかったヒトって、決してバカじゃないはずなのに、コンピュータ初心者に話す時は何故か初心者レベルに降りてきてくれない、、、。
他の分野の話をする時は降りてきてくれるのになぁ、、、。
きっと、当時のコンピュータに詳しい人達って、周囲の初心者達から恒常的に「教えて教えて」って言われててウンザリしていた、、、だから撃退法のひとつとして無意識にそうしていたのかも。
2006年09月04日
もはや戦後ではない
安倍晋三さん、憲法改定するって明言していますね。
一昔前なら憲法改正なんて言っただけでそのヒトの政治生命云々、、、という位に、もう大変な事でしたが、、、。
今や、9条を守ろう、、、なんてチョロっと言った日にゃ「あ、変なヤツ」って目で見られますから。
、、、世の中って怖いです。
夜はよしもと新喜劇を視ました。
内場勝則のツッコミは上手いわ。
2006年08月24日
世紀の悪法
幼児がシュレッダーに指を巻き込まれるという事故。
要するに今までは、シュレッダーなどというものはオフィスにしかなかった、幼児がいないところでしか使われなかった、、、。
しかし個人情報保護法が施行され、家庭でも個人情報への関心が高まり、シュレッダーを購入する家庭が増えた、、、。
ほ〜らね、小生が以前から世紀の悪法と酷評し警鐘を鳴らしていた個人情報保護法ですけど、こんなカタチでも弊害が、、、。
指を9本も切断してしまった子が可哀想なのは言うまでもありません。
そしてもちろんその子の両親も非常に気の毒だと思いますよ。
でもね、、、最近の日本ってすぐにメーカーの社長がお詫び会見しちゃいますよね。
メーカーの責任云々もいいけどさ、親の監督責任はどうなのよ???
今日は午後から診療室をスタッフに任せて保健所に行ってまいりました。
今日は3歳6ヶ月検診です。
夏休み終盤、、、ということもあって、お母さん達皆さんの肌は黒焦げですなぁ。
こんなの他の地区じゃぁ考えられませんぜ。
サスガは湘南地方、、、土地柄ですな。
でも、将来のお肌のトラブルは、、、なんて余計な心配をしちゃいます。
他人の心配の前に自分だろって???、、、ごもっとも。
2006年08月16日
口封じ?
小泉サンの元盟友の加藤紘一氏の実家が放火されましたが、
小泉サンの靖国参拝に対して批判的な発言をしたことが原因では?と報道されています。
いずれにせよ、ここ何年かの日本、何となくモノを言いづらい雰囲気なってきた、、、これはたしかです。
私自身もこのブログを書き始めた4年前よりも、今の方が遥かに勇気が要るようになりました。
ちょっと政治的なことを書くと嫌がらせは増えますし、軽い気持ちで書いたことに対して思わぬクレームのメールが来たり、、、
もちろん読んでいる人の数自体も増えたのですが、それを差し引いても、です。
各方面に当たり障りなく書こうとすると、小学生の作文のようになってしまうんですね。
NHKラジオに於けるお年寄りからの投稿のようにもなるかもしれません。
先の大戦の前も「何となく」言論の自由が無くなっていったらしいじゃないですか。
日本人の特性として、民間レベルで何となく口封じされていくのかも。
本当は今日修理が来て直るはずだった自宅のクーラーですが、、、
「基盤ごと取り替えないとダメ」とかで直る日は未定となってしまいました(涙)。
今夜はとても蒸し暑くて汗が止まりません、、、
とてもじゃないですけど、、、眠れませんワ。
2006年08月11日
信念の人、さんま
明石家さんま、、、
このヒトって一般からのイメージは「最低男」だったり、
どちらかと言うと「軽薄」な感じで捉えられていると思うんです。
でも、実は彼って相当な頑固者というか、芯が通っているというか、、、。
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今ブームの白州次郎をとりあげた番組で、生前の白州と親交があったと称する人物達が、彼がどれほどジェントルマンで品格があったかを力説する。
そんなエスタブリッシュたちの、大して面白くもない話を、ヘラヘラ笑いながら、ときおりツッコミをいれているのが明石家さんまなのだ。
「白州さんは、ともかく欲のない人だった」という類の、白州伝説をそのままなぞった礼讃が競うように発せられる。
するとさんまは「でも、みんな、欲はあるでっしゃろ」と、笑いながら、まぜっかえす。
権力者を前にしても、いささかも臆するところなく、政財界の爺さんの語る、俗っぽく聖化された白州神話に茶々を入れる。
大竹まことや恵俊彰なら思わず「かっこいい日本人がいたんですね」と、感心してみせそうだ。
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以上は週間文春のコラムの抜粋です、、、
そういや、関西ローカルの「明石家電視台」という番組があって、
小生、CATVで毎週視ているのですが。
ある時、郷ひろみがトークのゲストに来ていたことがあって、
その時もさんまの威力がいかんなく発揮されておりました。
さんまとひろみは同い年らしく、双方とも50歳になったばかり。
ひろみが「50歳になって僕はこれからの人生がますます楽しみ」と言えば、
「それはウソでっしゃろ?、そんなはずないわ。30台の頃に戻りたいのと違います?。俺は戻りたいけどなー」
「体力も気力もますます充実している」と言えば、
「ま〜たまた、50になるとホンマにガクッと落ちまっせ。俺なんてもう全然アカンもん。それが普通やて」
「50になると、する気もないのに屁が漏れまへんか?」と、さんまが問えば、
「放屁ですか?。僕は放屁はしませんから」と、ひろみ。
郷ひろみは「郷ひろみを演じる」ことに常日頃から必死なわけですけど、
これほど「格好悪い意味で」必死な郷ひろみは、小生は初めて視たわけです。
ある意味、さんまに化けの皮を剥がされた、、、。
さんまは相手が郷ひろみだろうが特別扱いしないんですね。
いつもオネーチャンにツッコミを入れるのと同じように扱うわけです。
多くの芸能人やマスコミ関係者は郷ひろみの老化に関しては決して触れませんもの。
タモリやたけしでも触れないでしょ。
そういえば、2002年のW杯のときも、韓国の快進撃を当初から「この判定は絶対におかしい!」と言ってたのはさんま。
韓国が準決勝で負けたときも「これでサッカーの歴史が守られました」とコメントしておりました。
当時、「共催国だから一緒にがんばろう!」みたいな妙な雰囲気が日本中を覆い尽くしていましたが、そんな「韓国批判はタブー」のような雰囲気をものともしなかったのも彼。
さんまは一筋縄ではいかない、実は「軽薄」とは対局にいる男なのです。
「信念の人」と言えば格好良いが、プライベートは割と偏屈かもネ。
さて日記、、、
今日も急患の患者さんが多かった〜。
理由は昨日と一緒でしょうね。
入らない技工物も昨日今日と続出、、、
この時期に、ツライなぁ。
実は数日前から自宅のエアコンが壊れています。
修理が来るのはお盆明けだそうで、、、。
夜が比較的涼しいのは救いです。
これだけトラブル続きでも平和に日常生活を送る事ができる、、、
これは幸せなことですね。
2006年07月14日
天才なのだ
W杯での日本の惨敗を受けて、
「中田はWBCでのイチローのようには振る舞えなかったか?」
と言うヒトが多い。
でもイチローだって、チームの中で「浮いてなかった」とは言えないと思う。
実際、結構浮いてたでしょ、彼。
野球というスポーツがサッカーと比較して、スター選手が浮いていようが「何とかなる」性質のものであるというのはあったと思う。
そして何よりも、勝ちさえすればチームの雰囲気は良くなるわけで、、、
WBCの場合は、アメリカがコケてくれたおかげで1度死んだ日本は息を吹き返した、、、
あれが死んだままだったら、イチローも中田と同様の評価だったのでは?
「イチローはインタビューで日本チームのことを持ち上げたが、対して中田は日本チームを批判してしまった」などと比較する向きもあるが、これも単に世界との実力差からの必然だったのでは?
2人ともしばしば「天才」と評される。
真に「天才」かどうかはさておいて、両者には意外と共通点が多い。
マスコミに対する姿勢もそうだ。
自分が露出するメディアは自分から選ぶ。
もちろんTV映りは大いに気にする。
そして自分の評価額が「今いくらなのか」「今後どうなるのか」を常に気にしている。
そしてこれは非常に興味深いのだが、両者とも異常なまでの偏食家であるということ。
やはり「天才」はフツーではダメなのか。
、、、たしかに両者ともユニフォームを着ていない時はどこかサイボーグ的である。
昨夜、NHKで将棋の羽生善治の特集をやっていて、たまたまそれを視た。
以前7冠を獲得し「天才」の名をほしいままにした彼は、30歳を過ぎて次々にタイトルを失い35歳の現在は3冠。
3冠でも十分にスゴいと思うのだが、30歳を過ぎると目に見えて記憶力や思考力が低下したのだとか。
以前は1000手先まで読んでいたのが、今はもうできないのだそうだ。
しかし将棋に対する情熱は冷めるどころかさらに深くなっているのだそうだ。
小生、将棋のことは全く分からないのだが、「天才」と言われていた頃の彼は、やはりどこかサイボーグ的であった。
しかし今の彼はインタビューの受け答えひとつにしても当時とは別人である。
35歳の男として、非常に魅力的に映る。
人間、「落ち目」を経験しないと人間的な「深み」は出ないのかもしれない。
2006年06月30日
褒めて育てる(負の側面)
昨日は褒めて育てることのメリットについて書きました。
たしかに、
スポーツにしろ、音楽にしろ、褒めないと上手くならない。
まず楽しむことが大事。
注意されたり叱られたりばかりだと、絶対キライになってしまう、、、
その通りだと思います。
しかし、これがあまりに拡大解釈されすぎて、
親の教育方針、要するに子育てにも適用されてしまっているケースが多いというは、どうなんでしょうね?。
近年、「一切叱らない」方針の親って結構多いでしょ。
「自分で考えさせる」と言えば聞こえはいいですけど、要は叱られた経験無しに子供が育つわけですわ。
これ、欧米、特にアメリカから輸入された教育方針でしょうけど、
家庭でも叱られたことがなく、学校でも叱られたことがなく、そうして育った子達が社会を形成しはじめるとどうなるか、、、。
アメリカで多発する少年による凶悪犯罪なんて、一昔前は対岸の火事でしたけど、今や日本でも頻発するようになりました。
日本の子供達が家庭でも学校でも叱られることがなくなったことと無関係ではないと思うのですが、、、。
とにかく褒めて褒めて育てあげる、、、たしかにスーパースターを輩出させる有効手段のひとつでありましょう。
しかし、一握りのスーパースターの影にはスーパースターになれなかった多くの集団がいるわけで、、、。
スーパースターは輩出しにくかったかもしれませんが、世界に類を見ないほど治安の良かったかつての日本、、、。
華やかな料理ではないかもしれませんが、世界一の長寿国の礎となったかつての日本の家庭料理、、、。
スーパースター、アメリカンドリームと言えば聞こえはいいですが、一握りの大成功者や大金持ちと、多くの貧困層との際立つ「その差」。
食生活にしても社会構造にしてもアメリカの一握りの華々しい部分だけに目を奪われて追いかけて来た日本、、、。
う〜む、、、。
ところで、、、
実は小生、小学校4年生の夏休みにアメリカンスクールの合宿に放り込まれた経験があるんですわ。
アメリカンスクールが夏休みの間、日本人の小学生を受け入れてアメリカ流の教育を体験させるというもの。
1か月の間、代々木の旧オリンピック選手村で寝泊まりして、そこから毎日バスで調布だか府中だかわからないですけどアメリカンスクールに通うという、、、。
アメリカンスクール内の教師陣は全員アメリカ人。
当時、子供心に驚きましたもの。
昼メシは学食で、、、いかにも子供の好きそうなアメリカンファストフードのオンパレード、、、ジュースやアイスもアリで、、、日本の給食の地味さと比べたら、それはもう嬉しくて嬉しくて、、、。
もちろん今思えば身体に悪いこと間違いないですが。
そして、、、
何をしても一切怒られない、、、一応注意はされるんですけどね、怒られない。
怒られないと子供って何度も悪さを繰り返すんですけど、その度に怒らずに注意するんですよ、根気よく。
で、いくら注意しても改善しない子に対しても絶対に怒らない。
どうするかというと、、、その子だけ隔離するんですな。
ちなみに小生、隔離された経験アリでして、、、お恥ずかしい。
体育や音楽はとにかくグッドの連発。
複数の教師達がおだてて盛り上げてくれて、皆で楽しくやるわけです。
で、今になって当時を振り返ってみると、、、う〜ん、、、やはりあまり良くないですなぁ、、、
やはり要所で叱ることは大切です。
雷もたまには落ちないと。
たしかに、体育と音楽はアレがいいのかな、と思いますけどね。
2006年06月29日
褒めて育てる
スポーツにしろ、音楽にしろ、褒めないと上手くならない。
まず楽しむことが大事。
わかるなぁ、、、
注意されたり叱られたりばかりだと、絶対キライになりますもんね。
特にスポーツと音楽に関しては最初のうちはどんなことがあっても100%無条件に褒めて育成することが大切らしいですね。
とにかく楽しんで好きになる、、、これが上達する秘訣。
さて、スポーツや音楽はそうですが、医療はどうでしょう。
医療に関しても、人材を育成する時に褒めることは大切だと思います。
でも、とにかく100%無条件に褒めて良いのかと言えば、、、
患者さんがいますからねぇ。
失敗しても一切叱られない、注意されない、、、そういうわけにはいかんでしょう、、、と、小生としては思うのですが。
患者さんとしてはどうですか?
とにかく100%褒めて人材育成する医療機関。
スタッフの皆が楽しく働く医療機関。
これからはそうなっていくのかも。
でも今後、患者さんの目はどんどん厳しくなっていくでしょうし。
難しい問題です。
2006年06月02日
いわゆる初日で
6月1日から道路交通法が変わりまして、民間が駐車取り締まりをすることになりました。
「官から民へ」と言えば聞こえが良いですが、結局のところは違反金、、、要はカネ。
最終的には相も変わらず利権なわけでしょ?。
小泉サンが首相になってから、どうも「外ヅラ」ばかりを良くして、その裏の実態隠しが巧妙になっているような、、。
で、TV局は6月1日の街の風景をこぞって取材。
「昨日までの違法駐車の列が嘘のようです!」
、、、って、そりゃ停めないよ。初日だもん。
こういうことは初日だけでなく、「その後」も必ず取材していただきたいものです。
いえいえ、本当は「その後」の方がはるかに重要なんですけどね。
そういえば、オイラが以前勤務していた大学附属病院でもですね、、、
院内のシステムが大きく変わった初日に病院長先生が各階を視察したりして、、、
んで、初日の視察をもとにイロイロと発言なさるものだから
「普段、現場のことなんか見ないくせにさ」
「初日だけ視て判断するなよ〜」
ということになっていました。はい。
2006年05月27日
好みの声質
世には数多のボーカリストがおりますが、
誰の声が個人的に好みかと言う話になると、まぁそれは千差万別でしょう。
好みとはそういうもんです。
小生の年代だと、若かりし青少年の頃の女子なぞは「小田サン!」などと言っておりました。
「さだサン!」と言う娘はあまりいなかったな、、、
彼は声で売ってなかったから。
当時、人気ありましたね。オフコース。
なんといっても「さよなら」でしたね。
「秋の気配」はもう少し上の年代。
小田和正は確かに綺麗な高音だと思いますけど、小生は好きじゃなかったなぁ。
なんか女々しい感じがするんですね。
当時嫌いだった声質は長渕剛。
彼自身も自分の声質は嫌いだったらしく、その後、無理矢理喉を潰すんですよね。
で、現在の豹変ぶりですわ。
現在のファンにとって当時の彼って恥部として封印されているんですかね?。
小生の好みの声質はですね、甲斐よしひろ。
そう、甲斐バンド。
良いと思うんですけどね。
「きんぽうげ」「ダニーボーイに耳をふさいで」「氷のくちびる」、、、
特に甲斐の声質の良さが際立つのは「汽笛の響き」ですか(笑)
解る人には解るね〜。
一時期、TKの一派になっていましたが、その後はどうなったんでしょう。
あ、そうそう。
甲斐バンドのHERO。この曲は凄い!!。
これを聴いた直後にビートルズのプリーズミスターポストマンを聴くと、
「な〜んだHEROってパクリだったのね」ということが判るんです。
でもプリーズミスターポストマンの後にHEROを聴いてもパクリだとは感じない、、、
要するに、あたかもプリーズミスターポストマンの方がパクったかのような錯覚に陥るんですな。
う〜ん、、、甲斐よしひろ恐るべし。
写真の「電光石火BABY」ですが、何かの雑誌で「電光石灰BABY」と誤植されていて大笑いした過去が、、、。
2006年05月15日
床屋さん考
今日は疲れた1日でした。
何故か「予定外」のことが目白押し、、、
こういう日は疲れます。
ところで、歯科医師会の先輩が床屋さんについて書いておられました。
この数十年の変化というか、近隣の地域では理髪店が減少し、美容院が増加している傾向は、先輩がみても明らかとのこと。
先輩の男性の知り合いや友人も最近では、ほとんど美容院へ行きヘァーカットしているそうです。
単純に言えば、昔床屋さん、今は美容院へ。特に男性の転換組が大きな影響を与えている、、、。
先輩自身は床屋派だそうで、、、
その大きな理由は髭剃り、、、でも美容院で髭剃りが出来るようになったら、床屋はさらに減るのでは?
と書いておられます。
ショッピングモール内にあるような一律千円でやっている床屋さんは、1.2時間待ちと行列が出来ていますが、いわゆる普通の床屋さんはどこも暇そうで元気がないように見えます、、、
と、心配もしておられました。
頑張れ床屋さん!とつい応援したくなります。
、、、とのこと。
実は僕は床屋から美容院へ流れた1人です。
といっても、流れたのは高校生の時なのですが、、、。
その大きな理由、、、
床屋はコミュニケーションがなかったから、、、ですかね〜。
たかが高校生でしたが、結構敏感に感じていたものです。
床屋はどこに行っても話をしてくれない、、、だから希望を言いにくい、、、
勇気を出して希望を言おうものなら、それは無理!、、、というのが多かった、、、。
その点、美容院は違いました。
イロイロ話しかけてくれるので、希望も言いやすい。
「今回はこういう感じでどうですか?」というように、アチラからイロイロ提案もしてくれるし、、、
美容師さんは新しい技術とかも研鑽を積んでどんどんとりいれていそうなのに対して、
理容師さんは現状維持をしているだけ、、、というイメージを当時高校生のオイラは感じちゃったんですね。
もちろんこれはあくまでも、その当時に感じたイメージですけど。
あと、美容院は予約制だったのに対し、床屋は順番制、、、
だから床屋では運が悪いと異様なくらいに待つ、、、
下手をすると半日丸々潰れちゃうわけで、、、これも嫌だったかも。
なんか上記のことって、歯医者にも通じるところがありますね。
技術が高い方が良いに越したことはないのは論を待たないとして、、、
それ以外では
1)安さ重視の薄利多売に走るか、、、
2)もしくは一見無駄とも見えるコミュニケーションを重視するか、、、
ということなんですかね?
このどちらも出来ないとなると、ヒマになる、、、
だからといって客に媚びれば良いというわけでもない、、、
これも歯医者にも通じるところかも。
あ、上記の床屋さんのイメージ、、、これはあくまで小生が高校生の時の話。
もちろん研鑽を積んで、お客さんとのコミュニケーションに心血注いでいる床屋さんも数多くいらっしゃっただろうことは言うまでもありません。
2006年04月14日
劇場型性格
日本橋に行ったことがありますか?。
そう、弥次さん喜多さんの東海道五十三次の出発の地で、今も国道1号線の起点です。
その由緒ある日本橋の上には首都高速が覆い被さっていて、空は全く見えない、、、。
今では江戸時代からの由緒も感じられない状況であります。
報道の映像などは、この首都高速を「いかに醜く映すか」に心血をそそいでいるようですらあります。
ただ、この醜き景観は、貧しかった日本が東京オリンピックに間に合わせるために、出来るだけ安い費用と短い工期で仕上げたという、いわば記念碑的な側面も持っているわけです。
で、小泉首相は高架の部分を撤去して別の場所に移すかトンネルに切り替えてはどうかと言っているんだそうな。
で、有識者懇談会なるものを設けたらしいです。
「東京の空を取り戻そう」
なんか、ずいぶん以前にも似たようなフレーズを聞いた事がありました。
ああ、、、公害問題が全盛だったころでしたかねぇ。
「都市景観」、、、たしかに昨今の流行り言葉ですが、、、。
新聞やTVもこぞってこれを支持、、、
マスコミって、ほ〜んとに軽いんだから。
、、、辟易。
で、今回の移転計画の費用ですが、、、
ざっと1兆円超、、、
1兆円を超えるんですよ、1兆を。
国の財政は巨額の借金で破綻寸前なんじゃなかったっけ?
1兆円あれば何に使える???
年金、医療、、、どうでもいいか、そんなもん。
道路行政改革では小泉首相の片腕的存在だった猪瀬直樹氏も、この計画にはさすがに反対しているそうですわ。
そりゃそうだ。
ムダな建設に歯止めがかかったハズ、、、でしたから。
しかし、これで道路族や官僚は大喜び、、、
あれれ?、、、
先の保険診療の改定でも厚労省や役人の「お代官様度」がUPしましたけど、、、。
小泉純一郎という人が、いかに
パフォーマンスだけのヒトなのかがよ〜くわかります。
2006年04月07日
アメリカナイズ
最近の小生、いわゆる地上波のTVというものをあまり視ないんですね。
定期的に視ているのは、朝、出勤前に視ている「めざましTV」と「とくダネ!」。
そして木曜夜の「とんねるずのみなさんのおかげでした」、金曜夜の「タモリ倶楽部」、そして日曜夜の「行列のできる法律相談所」くらい。
こと上記の朝の2番組に関しては、別に物凄く面白いから視ているわけではないのです。
「めざましTV」のアヤパンもナカミーもカワイイとは思うがとりたてて物凄く好きなわけではないし、軽部アナはどちらかというと嫌いな部類。
大塚さんはアナウンサーとしてのプロ意識は感じるが、歳のせいか最近は滑舌が悪くなってチョイと心配。
アミーゴは嫌いではないがたまにうっとうしいし、、、。
「とくダネ!」の笠井アナも人畜無害だが同僚だったら嫌かもしれないし、小倉サンは絶対に上司にしたくないタイプだし、、、。
小生、朝の番組はどういう選択の仕方してるんでしょうかね?。
我ながら変ですわ。
で、最近の小生が定期的に視ているその他のTV番組といえば、、、「探偵ナイトスクープ」「明石家電視台」「クイズ紳介くん」「ジャイケルマクソン」「よしもと新喜劇」というところ、、、要するにケーブルTVなのですね。
で、ケーブルTVといえば特徴的なのはCMです。
そう、特に通販モノですな。
それも、アメリカのCMそのまんまのヤツ。
アメリカの通販のCMを視ていて思うのは「この国の人達は皆さんアホなのか?」ということ。
家中のドアや窓や収納の扉に小型アラームを設置して、、、子供が開けるとたちどころにけたたましい警報音ですぐわかる、、、こいつは防犯にも安心、、、これを家中の扉にとりつけちゃうのを推奨します、、、8ヶセットで¥4900、、、。
大リーグを目指すキミ達のために野球のボールにロープをつけて木にしばって自主練習、、、でも子供1人で練習してて怪我するとすぐ訴訟になっちゃう国だから、映像では傍らには父親がつきっきりで自主練する息子を励まして、、、ビデオもついて¥7800也、、、。
まぁ、他にもしょーもない商品が続々と、、、。
アメリカナイズ、、、これがカッコイイとされた時代は遥か遠い昔ですわナ、、、。
日本はアメリカの10年後を追う、、、などと言われますが、そうだとすると今から10年後の日本がコワイな〜、、、と。
そういや、小生が高校生の時代、、、アメリカのハイスクールの女子生徒がバッチリ化粧をしていてビックリしたものでした。
小生なんか、当時付き合っていた彼女がリップクリーム塗っただけでドキドキしたクチですから。
で、日本でも、今や高校生の化粧なんてアタリマエ。
学校でのセキュリティーチェックもアタリマエ。
セックスとドラッグもアタリマエ、、、。
アメリカで10年前に起こっていて、にわかに信じられなかったモノのほとんどが今や日本で現実になってますから。
それにしても、CATVやCSでアメリカの通販のコマーシャルを視れば視るほどに彼の国の人達って実は底が浅い、、、ということがイヤでも判ってしまいますなぁ。
アメリカ人の社会って、こうも単純な思考でホントにいいわけ???、、、自分のことぢゃないのに心配になっちゃいます。
んで、結論:
もうアメリカナイズはダサい、、、ということに早く気づけよ日本人!。
、、、現職の内閣総理大臣サンもね、、、あぁ彼は確信犯だったっけ。
2006年04月06日
どこが構造改革なんだか
さて、4月1日からの保険診療改定以来、ウチのスタッフに課する事務仕事を増量する結果となりましたが、皆さん工夫しながら何とかこなしてくれています。
本当に感謝すると同時に申し訳ない気持ちです。
本日、近隣の内科医さんに御挨拶に伺った時、やはり内科医でも今月からやたらと届出や文書作成が多くて辟易している、とのことでした。
今回の改定って悪い意味での「お役所らしさ」を際立たせた改定ですね。
「通達」「届出」「許認可」そして「文書」のオンパレード、、、
これは「融通がきかない」ともいえるし、「お上として威張っている」ともいえます。
小泉内閣が進める構造改革、、、これがいかにウワベだけのもので、「官から民へ」どころか「官の権力増大」、、、
要するに「お代官様度アップ」なのかを痛感するというものです。
しかも彼が首相になって以来、声高に構造改革を叫ぶその裏で、気がつけば多くの「国民を縛る法律」が、いつのまにか成立してしまっています。
道路や郵政を舞台(というより劇場)にした「国民に分かりやすいパフォーマンス」の裏で実際には、、、
しかし今だに彼の人気は高い、、、これはとても恐いことですよ。
さて、話を元に戻しますが、今回の改定って「これを機に厚労省の内部人事で医療の素人達が大挙して新たに担当になったのでは?」、、、と思わせるくらい、それほどに素人的な改定内容なんです。
例えば、20歳台のスタッフだけで老人ホームをリフォームした、、、そんな感じですね。
バブル崩壊〜平成の大不況、、、これを語る時には必ず「きっかけ」として「プラザ合意」が挙がりますが、
将来、世界に誇るべき日本の保険医療制度が崩壊した時には、必ず「きっかけ」として「2006年4月改定」が語られることでしょう。
2006年03月29日
可哀想なのは
耐震強度偽装問題、、、歯科界にとって対岸の火事ではないと以前から再三申し上げておりましたが、、、
昨日、姉歯元建築士の奥さんが投身自殺、、、
姉歯氏の奥さんは相当辛い立場に置かれていた、、、これは想像に難くないわけであります。
それにしても可哀想なのは残された子供です。
姉歯氏はホテルを点々としていて家にいないわけでしょ、、、
残された子供の心情たるや、、、。
姉歯氏、確かに悪いことをしましたが、ありゃ1人で悪事を働けるタマじゃありませんぜ。
組織ぐるみに決まっているけど、何とか彼1人のせいにしようとしているな、、、うん。
しかも絶対に黒幕がいるって。
官僚と政治家、、、ビクビクしているヒトは一体何人いるんでしょう。
可愛そうなのは子供、、、といえば、、、
7年前に、盆踊りの縁日で綿菓子を舐めながら走り回っていた子が転んで、喉の奥に割り箸が刺さった、、、
杏林大病院の急患担当医師は喉に傷がついているだけと判断、しかし実際は創傷は脳にまで達していたため、その子は15時間後に死亡。
で、昨日出た判決は「医師の過失を認めた」ものの、過失がなかったとしても命が助からなかった可能性が高いとして「医師は無罪」とした。
無罪にはなったが、「医師の過失」を認めたことで、民事では相当の賠償金が遺族に支払われることになるとのこと。
判決に対して原告(遺族)側は「身体が凍りついた、身体中の血が止まった」と怒りをあらわにした。
で、以下のようなことを書くと「なんて冷酷な男!」「どうせ医療側の人間だから」と思われちゃうんでしょうけど、、、あえて書きましょう。
棒をくわえたまま走り回っている子供を叱らなかった、もしくは無理矢理にでもやめさせなかった「親の責任」はどうなのよ?。
小生なんて、昔、烈火の如く怒られたものだが、、、。
親だけでなく他の大人からも叱られました。はい。
この御両親、墓前に「裁判に勝てなくてごめんね」と報告したそうですけど、そういう問題か?。
自分達が親として払うべき注意を怠ったことに関してはどう思っているのでしょう。
愛する我が子をなくした悲しみに対しては同情を禁じ得ないし、判決を下した裁判官や過失をした医師に対して怒る心情も理解出来ます。
しかしこの両親、自分達がおかした過失に対しても同様に怒りの矛先を向けることはできるのか、、、。
被告の医師をかばうつもりはまったくありません。
しかし、駐車場で子供を遊ばせておきながらクルマの運転手に「危ないじゃないか!」と怒る母親に似ているような気がするんですよね。
もちろん、子供をひいてしまえば運転手が全部悪いんですけど。
ちなみに今回の一連の報道で小生が一番ムカつくのは、この事件に対して「したり顔」でコメントし、「被害者救済!」と声高に叫ぶ医療ジャーナリスト連中ですね。
結局のところ、一番可哀想なのは亡くなった子供。
ホント、最近の世の中、なにかが間違っていませんか?。
2006年03月27日
うねり
朝の芸能ニュースで「EXILE」のボーカル・SHUNがグループを脱退すると報じていましたねぇ。
で、辞める理由、、、
「EXILEでの活動のなかで自分自身を見つけてきた。このままの状態で唄い続けていくことで、唄うこと、表現することを嫌いになってしまうんじゃないかという恐怖感すら抱き始めていた」
ファンの人達には悪いけど、、、一体なんのこっちゃ???
字数を多く語ることとカッコイイこととは必ずしも一致しないのだ、ということを図らずも証明する結果となりました(笑)。
う〜ん、、、芸能人はツライよ。
んで、診療室に出てきて当ブログのチェックをしますと、24日の日記に対するコメントをいただいていることがわかりまして、早速読ませていただきました。
くま先輩、書き込みありがとうございます。
先輩の書き込みにはいつも本当に救われます。
hiroさんも書き込みありがとうございます。
お2人への返信にも書きましたが、、、
、、、そうなんですね。ウチら歯科医師とお国との関係はまるでお代官様の「おふれ」のようなもんなんです。
我々はお上が決めたことに従わないといけないんですね。
どんなに頑張って良い仕事をしようがしまいがお上の決めた額の報酬しかいただけません。
で、その報酬決定のルールなども県ごとにちがったり、先月まで払っていただけていた報酬が、お代官様の気まぐれである時から急に全部ダメになったり、、、。
しかも2ヶ月以上前にやったことが「ありゃダメになった」でバッサリ斬られたりするわけです。
2ヶ月以上前の治療ですから、もちろんやり直しはききません。
そうなると完全なタダ働き、、、。
そういうわけで、その「おふれ」を全部「仰せの通り」にしていては我々の生活が逼迫しますから、ロビー活動なども必要になってくるわけです。
しかし、そのロビー活動のやり方を間違えると、一昨年の日歯連会長逮捕のようなことになってしまうんですね。
ただですね、国民全体の気持ちとして、「どうせ歯医者なんて皆で悪いことをしていたわけでしょ?トップが逮捕されたんだから、、、」という、一種の国民感情の「うねり」になっているのはヒシヒシと実感するところです。
もちろん、小生は普段そんなことを患者さんから言われることは殆どありません。
小生がそういうことをいちばん言われるシチュエーションといえば、、、それは中学の同窓会ですね(笑)。
石原都知事が銀行を狙い撃ちにして外形標準課税を導入しようとしたり、ディーゼル車を狙い撃ちにして規制強化したり、、、というのがありましたね。
国民感情の「どうせケシカラン連中なんだから」というような感情の「うねり」を背景に半ば強引に制度を変えてゆく、、、。
要するに「銀行は自らの失態で今の状況を招いたのに手厚く保護されていてケシカラン」とか、「ディーゼル車は黒煙をモウモウとまき散らすからケシカラン」というような国民の単純な感情の盛り上がりをバックにつけるわけですな。
銀行だって全部が全部悪いわけじゃない、、、
ディーゼル車だって黒煙を出さない車もあるし、CO2の排出量ならばガソリン車よりも少ないし、悪いことばかりではない、、、。
でも全部ひっくるめられて「ケシカランのだから」、、、と。
今回の歯科の改訂はこれに非常に近似しているような気がするんですね。
で、外形標準課税の時の銀行のように、法廷にまで持ち込んだあげく勝訴して石原都知事は結局断念、、、
そんなふうに徹底抗戦するだけの体力が歯科医師会に今あるかと言えば、、、う〜ん、、、。
家に帰って視たTVは西遊記のスペシャル版、、、
視聴者を完全にバカにした1時間半でした(笑)。
2006年03月23日
怒りを通り越して
とりあえず、昨日までの生き地獄からは解放されつつあります。
まだ怖くて電解質飲料以外は口に出来ないでいますけど、、、。
この2日間で3.5キロ痩せました。
興味深いのは一挙に痩せると体脂肪率が一挙に上昇すること。
これは新たな発見でした。
さて、本日の診療終了後は、、、
藤沢市歯科医師会社保部が主催しての4月からの診療報酬改定の説明会がありましたので、フラフラしながらも気合いで出席してきました。
う〜ん、、、既に分かってはいましたが、改めて資料に目を通すと、怒りを通り越してもはや呆れるしかないですな。
少なくとも現時点で言えること、、、
国は国民の健康のことなどこれっぽっちも考えておりません。
小泉さんなんて、そんなお人です。
歯科医師がこの改訂によって被る自院の経営への大打撃を極力抑えるために、いったい何をするかと言えば、、、
2月10日にも関連したことを書きましたが、それは結果的には患者さんが医療機関に行きにくくなるということに繋がります。
患者さんが受診抑制をする、、、これこそ小泉さんにとってみれば願ったり叶ったり!
だって一時的には国民医療費の総額は下がりますから。
でも長期的に見て、これで国民の健康が増進するわけがありません。
ああ、、、昨夏そんなヒトを大勝させたのは我々国民ですが、、、。
これでまた掘って埋めた時代に逆戻り?、、、
少なくとも、政府や厚労省の方々に「予防」という概念はありません。
2006年03月10日
求人をして感じたこと
今日もキャンセルが多かった、、、
つーか、今日は特にキャンセルの多い日でした。
予約枠にして8人分、、、要するに約3分の1の方がキャンセルになった計算ですな。
こういう時に限って急患の方はいない(良いことなんですけどね)んですな。
でも救いは皆さん、しっかりと連絡をしてくださること。
無断キャンセルは1人だけでしたから。
感謝です。
今週になってから、求人広告を出したせいで、面接を立て続けに行っているんですが、面接に訪れる皆さん、結構今の仕事に苦労をされているんですね。
特に今の時代を反映しているのが人材派遣会社に登録されている方々、、、本当に多いんですわ。
んで、皆さんに共通しているのは正社員を心底希望されているんですね。
派遣会社に登録している契約社員の方々なんですが、小泉改革の掃き溜め、まさにここにあり!、、、でありまして、、、何のこっちゃか解らないヒトも多いとは思いますが、解る人には解ると思います。
要するに、一部の勝ち組企業を除くと、どの企業もバブル崩壊以降の永らくの景気低迷のせいで、経費削減を迫られているわけです。
で、経費削減にもっとも有効なのは人件費削減に他ならないわけですね。
そんな御時世、派遣会社からの契約社員というのは企業にとって非常に都合が良いわけですね。
ボーナスなんて払わなくていいし、「コイツはダメだ」と思えば派遣会社に連絡すれば替わりの人材に交換してもらえる、、、「人情」や「しがらみ」は一切なく非常にドライに切れるわけです。
派遣会社は企業から連絡を受けたら「もう明日からいかなくて結構です」と本人に伝えればいいだけです。
文句など言おうものなら「代わりは掃いて捨てるほどいる」ということになり登録抹消ですわ。
景気回復しているといわれる昨今ですが、実はこういった人達の犠牲の上に成り立っているわけですね。
昨年のボーナス支給額は相当な高水準だったらしいですが、ボーナスを受け取れる正社員の数自体が激減しているわけですから、ボーナスの「平均」支給額自体は高い水準になるんですよ、、、数字のマジックです。
こうして貧富の差はどんどん広がってゆく、、、一部の富裕層に対する大多数の貧困層という構図、、、カトリーヌの襲来を受けたニューオーリンズに象徴されるアメリカのようになって行くんですな。
そんなアメリカに尻尾を振りつづける小泉さんは「格差はあっていいと思います」なんて発言しているし、、、。
さて、小泉改革に苦言を呈したついでにもうひとつ。
先日発覚した海上自衛隊の機密データのネット流出騒動、、、原因はWinnyというソフトなんですと。
このソフト、世にある色んなお宝ソフトをロハで手に入れられるのだそうなんですけど、それと引き換えに持って行かれちまったのは国家のお宝:機密情報ですから、、、う〜っむ。
、、、なんでも、何年後かにはウチら医療機関のカルテ内容もネットで「お国」とバッチリ繋がるようにするんでしょ?。
今の政府にとってみれば、国民1人1人のカルテの内容なんて、自衛隊の機密情報に比べれば屁みたいなもんですからねぇ。
国家の機密情報ですら簡単に流出するわけですから、個人のカルテの情報なんてね、、、
そんなもん、流出しない方がおかしいわな。
原発の事故よりも確率的に段違いで高いことは論を待たないでしょ。
個人情報保護法などという治安維持法の次に控えし「世紀の悪法」を生み出したヤツらが、今度は個人情報の最恥部とも言えるカルテ内容、、、これを曝露させる、、、てか。
「IT革命」だとか「断固改革を推し進める」とか、聴こえのイイことばかり言ってるけど、そこには漆黒の闇が大きな口を開けて待ち構えている、、、。
そろそろ現首相が失政を敷いていることを暴く動きが出てきて欲しい、、、
今の世の中、絶対に間違っている、、、と思います?。
2006年03月05日
存在意義色々
皇室なんて日本には必要ないと言うヒトもいらっしゃるのは重々承知ですが、キリストよりも昔から綿々と続いている日本伝統の文化みたいなものですからねぇ。
南北朝やその他モロモロ、、、今では考えられないような激動混沌の世が、かつてはあったでしょうし、「本当はどこかで切れているのでは」と言う方がいらっしゃる、、、これも重々承知です。
皇室の存在意義って色々あるでしょうけど、難しい話は本日はちょっと脇に置いておいて、、、
、、、実は小生なりに「これは」という存在意義が1つあるんですわ。
週刊誌にとって皇室の記事は欠かせないものの1つですが、
普段、どんなに辛辣な記事を書く週刊誌でも、皇室をバッシングする時に限っては文体が軟らか〜くなりますよね。
言葉遣いが丁寧になるのはもちろん、それだけではなく、批判するにしても決してあからさまに批判せず、非常に婉曲した表現を用いて、不敬になるかならないかの微妙な線を突いてくるんですわ。
でも、最終的には読者に対して何を言いたいのかということだけはしっかり伝える、、、と。
まさに日本語の妙を最大限に発揮した文章を書いてくるんですね。
これは、日本語のお勉強としては最高レベルな範疇に入るのではないか、、、と。
2006年02月26日
中韓の思う壷はイヤ
先日注文していた本が届きました。
ちなみにこれは所謂続編の第2弾。
以前に買った第1弾の方は40〜50万部も売れたんですってね。
で、今日読んだんですけど、可哀想な隣国については概ね正しいことが書かれているんじゃないでしょうか。
でも小生に言わせれば、この本、やはり極端なんですわ。
現在、中韓が主張していることが「歴史の捏造」であることは間違いのないところです。
けど、それに対して「戦前の日本のしたことは全て正しい」というような、この本のスタンスもどうかと思うわけです。
戦前の日本に失政が少なからずあり、それを止めることが出来なかったことは事実ですから。
まぁ民間が出版している本ですからね。
そういうアタマで読めば良いんです、、、教科書じゃないからね〜。
ただですね、昨今ニューヨークタイムズやボストングローブも麻生外相の右傾発言に批判の記事を載せているそうじゃないですか。
いや、批判の記事自体は別に良いと思うんですがね。
ただ最近、中韓の主張するところの「日本政府の歴史認識批判」を国際社会が相応に受け入れつつある、、、というこの雰囲気はいかがなものか、、、と。
このままじゃ中韓の思う壷でしょ、、、それだけは避けたいと。
だからもっとバランス感覚の適正な売れ筋のマンガ本が登場してくれないと、、、。
、、、と、書いたところで気づきました。
内容が極端じゃないと売れないんですわ。
部数売るには民族の自尊心をくすぐることも必要なのでした。
2006年02月10日
ボディーブローのやうに
来たる4月からの健康保険制度改訂の内容、プラスそれに付随する諸説が噂話として漏れ伝わってきています。
もしこれが全て本当なら、我々の業界はシャレにならない程の、過去に例を見ない大打撃となるでしょう。(医院の収入が何%減とかそういう甘いものではなく、です。)
さらに2008年度までに実現を目指す、、、とされているものも総て含めると、今の現状のままでの歯科医院経営は成り立たなくなります。
、、、ということは、人件費も含めた大幅なコスト削減が必要になります。
しかし、過度のコスト削減は医療水準の低下となって患者さんにはね返ります。
耐震強度偽装問題は対岸の火事ではありません。
現状の医療水準を維持しようとすれば、各々の医療機関が健康保険の取り扱いをやめるということも視野に入れなければならないでしょう。
しかしこれは患者さんに金銭的な負担増となってはね返ります。
景気が上向いているので負担増でも大丈夫ですか?。、、、そんなことはないでしょう。
すべては昨年の郵政解散で我々国民が小泉首相を圧倒的に支持したことの結果ではあります。
くわえて我が歯科業界では一昨年4月の日本歯科医師会会長逮捕、、、これが何としても痛かった。
今回の見せしめ的な仕打ちに対しても、ほとんどなされるがままですから。
今年の藤沢市歯科医師会の新年会での国会議員の先生方(我々が先の選挙で推薦したことになっている方々です)の来賓挨拶の「内容の無さ」がすべてを物語っておりました。
歯科だけに限らず、小泉改革の福祉切り捨て路線は今後ボディーブローのようにジワリと国民全体に効いてくるでしょう。
5年後、10年後になって、全てはアノ2005年の郵政解散での異様な小泉劇場が決め手だった、、、と回顧されるでありましょう。
2006年02月09日
八百屋な歯医者はどうよ
今、昔ながらの八百屋が見直されているらしいんですね。
そう。対面販売の代表的な存在:古くから商店街にあるような八百屋です。
最近の主婦層が野菜に関する知識が著しく低下しているであろうことは想像に難くないのですが、その一方で安全でおいしい野菜を求めるニーズも増えているんだとか。
八百屋のオジさんが今夜のおかずに好適な野菜を適確にしかも機動的にアドバイス、、、見た目が悪くても美味しいモノをプロが自信を持って奨める、、、。
要するに良い意味でのお節介をやく、、、スーパーのような大量陳列販売の真逆を行くわけですね。
スーパーやコンビニは、いわば典型的な交流断裂型の店舗なわけで、見た目は明るくキレイでオシャレで余計なお節介もないが、ひたすら無機的なわけですね。
上流階級向けの高級スーパーなんて特にその傾向が顕著ですもん。
近頃の歯医者もオシャレでキレイな、しかしその反面ひたすら無機的な診療室が増えていますけど、実は殆どが個人経営なわけですから、本当にそれで良いのでしょうかね?。
ブティックやエステサロンやホテルにヒントを得ること自体は良いのですけど、全部が全部右へならえってのもなんだかねぇ、、、。
ココはひとつ発想を大転換して昔ながらの八百屋さんからヒントを得て医療を行う歯医者がいても良いのでは?、、、などと思う小生なのでした。
2006年02月02日
マスコミのアホ
地震でJRストップ。家路を急ぐ23万人の足に影響、、、。
それ、昨夜のオイラのことだす。
んで、朝の番組でさぁ〜、、、「なんで震度4で4時間以上も電車が止まるんですかねぇ〜。おかしいですよねJRは。公共交通機関であるという自覚が足りないのではないですか?」
などとスカシたコメントを言うヤツらが多いこと多いこと。
あのさぁ〜、なんですぐ止まるかって???
それはね、お前らマスコミが騒ぐからだっての。
キミ達、昨年末の羽越線の特急脱線事故の時は、「JRは強風に対する運転規制の基準が甘すぎるのでは?」なんて思い切り非難したでしょ。
そう言ってた舌の根も乾かぬうちに今度は何をぬかしてるんでしょ。
JRって他の民鉄と比較しても運転規制の基準が本当に厳しいんですわ。
要するにJRの側に立って考えれば、「何かがあってからじゃ遅いから、とにかく止めてしまえ」って思っているわけですよ。
もし事故でも起きた日にゃ、どうせ「地震の後に見切り発車」とか言われて思いっ切り非難されるんだから。
石橋を叩いて叩いてわたるわけです。「お客様の安全が第1です」って胸を張る振りしてね。
だから小生、去年の羽越線の事故の時にも12月28日のブログで言ったようにですね、、、
「何でもかんでも企業を槍玉にあげておけばいいというような最近の風潮、、、結局は企業側が自己保身に入らざるを得なくなり、最終的に庶民にツケがまわるんじゃないでしょうか。医療に従事するものとして、他人事ではありませんわ。」
ということをもう一度復唱したくなった次第です。
さて、
今日はクサヤナギさんが身内に不幸があってお休み。
人数が1人少なくなりましたが、皆さんの頑張りでなんとかなりました。
いやはや、本当に感謝です。
みんな本当に地力がついたな〜、と思う瞬間ですワ。
明日と明後日も1人少ない体勢ですが、なんとか乗り切らねば。
予定外の急患の方がいらっしゃらないことを祈るのみです。
2006年01月24日
ゲームオーバー
昨夜のホリエモンの逮捕を受けてTVではこの話題一色に。
するといきなり「俺は前からアイツはおかしいと思っていた」
「彼の野球を愛する気持ちは以前からウソだと思っていた」
「以前より彼の言葉には虚偽が充ち満ちていることを感じていた」
、、、こんなコメントが続出。
特に朝の番組の小倉さん。
だったら以前から言っとけよ。
今、ホリエモンをこき下ろすことが出来る資格があるのは、「時代の寵児」ともてはやされていた時にもけちょんけちょんに言ってたオジサマだけだと思うが、いかが?。
ちなみに小生、彼のことは「ある程度」評価していただけに、資格無しですわ。
2005年12月28日
鉄道受難の1年でした
25日に発生したJR羽越線特急脱線転覆事故ですが、マスコミの論調は「突風に対する備えが不十分だったのでは」とか「突風に対するJRの認識が甘かったのでは」というのが多いですね。
皆さん、事故の原因を人災の方向に持って行かないと、なんとなく不安なんでしょうかね。
自然の驚異を認めたくないのかも、、、などと穿った見方をしてしまいそうな小生です。
もしこの事故が竜巻が原因で起こったとしても「竜巻への対策不十分」って論調になるんでしょうか。
乗客が亡くなっているだけに「天災だから仕方がない」などとコメントしてしまうと、抗議電話が殺到するのでしょうから、絶対に言えないのでしょうけど。
JR東日本って、他の私鉄と比べると相当に運行基準が厳しくてちょっとしたことでも「すぐ止まる」のは皆さん御存知の通り。
これでますます「ちょっとしたことでも抑止がかかる」ことになりそうです。走らなければとりあえずは叩かれませんからね。「お客様の安全が第一です」って胸を張ればいいわけです。
そうなると地域と季節によっては通常運行することの方が珍しくなったりして、公共交通としての機能が果たせなくなるのでは?。
事故の原因究明が必要不可欠なのは論を待ちませんが、何でもかんでも企業を槍玉にあげておけばいいというような最近の風潮、、、結局は企業側が自己保身に入らざるを得なくなり、最終的に庶民にツケがまわるんじゃないでしょうかね。
医療に従事するものとして、他人事ではありませんわ。
さて、今日の小生の足取りですが、、、
午前中は野暮用。
昼メシは吉野家で生姜焼き定食を。値段考えるとマジ美味いわ。今後もハマりそう。
午後はいつものスポーツクラブに行きました。意外に混んでいました。
夕方は市立うわまち病院に知り合いの見舞いに行きました。
医療の難しさ、限界、その他諸々を痛感。
テクニック云々よりも医師対患者さんのコミュニケーションの大切さ、、、これを改めて考えることとなりました。
2005年12月10日
EBM考
EBMって知ってます?。
たしかエビデンスベイスドメディシン(ちなみに変換ではエビでんす塀須津メディシンとでましたけど)の頭文字で、科学的根拠に基づいた医療ということでしたね。
たしかに、個人としての医師が勝手に治療法をあみ出して「こうすれば必ず治ります」などと根拠のないことを言って患者を集め、心霊療法や新興宗教的なことをしてしまうとこれはヤバいですから、EBMは大切なことであり、これは言を待たないところです。
で、歯科医師の方々は、このEBMを吸収するために、学会に行ったり、講習会を受講したりするわけです。
中には全くEBMを吸収しようとしない先生もいたりして、そういう方は御自身が若い時のEBMのまんま歳をとってしまうわけで、そうなると「悪い意味」での「おじいちゃん先生」になるわけですね。
学会というところはイロイロなEBMが集まるところでして、「広い視野」を持って出席すればナカナカ意義のあるところです。
参加費は大体1万円くらいです。
中には後述する「講習会の宣伝」のために学会発表するいわゆる「高名な」先生もいたりして、、、要するに映画で言えば「予告編」を学会でやるわけですわ。
ま、その辺も聞く側がちゃんと見抜けていれば、なんら問題ないわけですな。
で、講習会。
1人の「高名な」先生を中心として、その取り巻きの先生方がスタッフとして主催、企業がバックアップしていたりもします。
企業が自社製品の宣伝のために「高名な」先生を担ぎ出して主催することもあります。
参加費はピンキリ。招待券と称して実質タダのものから、年間コースで「ン百万」なんてものまで。
1日あたり「10万」なんてのは決して珍しくないです。
人気のあるのはやはり「ハウツーもの」です。
学会でもヒトが集まるのは「ハウツーもの」。
やはり皆さん「高名な」先生のハウツーを知りたいんですね。そう、皆さん本当に真面目なんです。
御自身の臨床レベルを周囲の同業者に「恥じることのなく」「胸を張って」「誇れる」レベルに「ジャンプアップ」しようと、皆さんホントに真剣なんです。
そしてそのハウツーを疑うことなく御自身の臨床に取り入れる、、、(立派な顎骨の北欧人:主にスウェーデン人のハウツーを「あの高名な先生が言うんだから間違いない」と、そのままモンゴロイドの日本人の臨床に取り入れたりする)、、、こういう危険性を考えないヒトってのも確実にいますけど。
小生の尊敬する先輩のブログに良いことが書いてありまして、
理屈が解ればハウツーはいりません。ハウツーが応用を邪魔します。
ホントホント。まったくもってそうなんですよ。
業界の話で恐縮ですが、以前から小生は歯周外科手術で歯肉を剥離する時に15番のメスを使って剥離していたんですね。
で、そのことを話すと、「なんて邪道なことをやっているんだ、ちゃんと剥離子を使わないとダメだろ」と、各方面から非難されるわけです。
しかし佐藤N志という「高名な」先生がビデオの中で15番のメスで剥離していることが発覚!、、、そうすると非難の嵐はやむわけです(笑)。
よく歯科医師同士で臨床の話をすると、「でも、あの(高名な)○○先生はこう言ってる」「だって、あの○○先生の本にはこう書いてある」という視点でしか議論の出来ないヒトってのがいるんですわ。
真面目なヒトほどそうなりやすいんですかね、、、。
たしかに、1日あたり「10万」なんて金を払って「高名な」先生の講習会を受けて、「そこで聞いた話はウソでした」じゃ悲しいですもんね。「絶対に正しい」と信じなかったらシャレになりませんもの。気持ちはよ〜く解ります。
でもこれって、宗教で高い壺を買っちゃったときと同じ反応なんじゃないですかネ。
世のため人のため、そして自分のため、、、と思って大枚はたいたのに「教祖は実は犯罪者だった」じゃシャレになりませんもの。
信者さんって、高い金を貢げば貢ぐほど「教祖様は絶対に正しい!」って意地になるものですワ。
だからお布施の類って大概は物凄く高額なのかも。
、、、あれれ?、EBMを真面目に取り入れようとすればするほど、一歩間違えると実は新興宗教に近いことがおきてしまうのかな?。
これでは本末転倒ナリ。真面目なヒトほど要注意ですわ。
結論:
無理のない受講計画を。自分でもシッカリ考えましょう。
2005年12月02日
本当に破綻するのは、、、
昨日、破綻しそうなのは、、、な〜んて書きました。
これはこれで決して口からでまかせではなかったのですが、実のところ、本当に破綻しそうなのは歯科であります。
このブログで歯科の困窮ぶりについて述べたことは少なかったかと思いますが、小生の尊敬する先輩のブログに”我が意を得たり”の文章が書かれておりましたので、無断で一部抜粋し転載いたします。
歯科診療の日本と国際的な評価の実態を考えた時、日本の歯科診療の評価額の低さとそれに相反しての治療技術の高さが際立ちます。
これはここ20年の傾向ですから、20年前より以前は当てはまりません。
どれほどの苦労がこの20年の間に開業した歯医者さん達を苦しめたでしょう。そして私もその1人です。
しかしです。様々な形でのアンケートや聞き取り調査などで判明したのは、「歯科治療費は高い!」という一般の方々の評価なのです。
これはとても不思議な現象です。どうしてなのでしょうか、、、、。
ムシ歯のときの根の治療がありますが、物価が1/20の中国やそれ以下のスリランカより日本での評価額は低く抑えられています。
一方、私の友人はサンフランシスコ在住。上の奥歯のムシ歯で激痛から解放されきちんと食事が出来るまでに回復するのに費やした費用は3500ドル(約42万円)でした。奥歯1本ですヨ。
一方、イタリアの友人は歯科治療費をその場で払ったことがありません。基本的に一般的な治療は無料です。その代わり大変な税金を納めます。
ところがアンケートの中で多いのが「これだけの経済活動を持つ先進国なのに、こんなに歯科治療費が高いのはおかしい!」などという意見です。
スウェーデンではケースによりインプラントですら半額保険が使えますが、給料のどれくらいを税金として納めているからそれが可能なのかより、そのインプラントですら保険で出来る事自体のみを報道しますからとんでもない誤解が生じるわけです。
歯科以外の皆さんも冷静に考えてみましょうよ。
2005年12月01日
破綻候補
商売の基本、、、それは守りに入らずに攻め続けること。ですよね。
でもね、調子に乗って拡大しすぎると行き詰まって破綻するんですわ。よくある話ですわ。
過去の吉野家しかり。ヤオハンしかり。
今後、ヤバそうなのは、、、と。
え〜、、、小生、茂木の大予言はですね、、、
やっぱり『東横イン』にトドメをさしますかね。
ついに藤沢にも新しくオープンしましたが、、、どー考えても拡大し過ぎでしょ。
いったい1ヶ月に何店舗オープンさせているんでしょ。
今は「東横インって新しくてキレイ」ってイメージあるけど、、、老朽化してきたらどうすんでしょうね?。
勇気ある撤退、、、これも商売の基本ですもんね。
飛ぶ鳥を落とす勢い、ってのも度が過ぎるとやばいでしょ。
2005年11月29日
暗示的
耐震強度偽装問題で世間を騒がせているアネ歯建築士ですが、、、。
変な名字のおかげで、ウチらの業界と関係あるんじゃないか、、、「おいおい、またかよ」などと、一瞬ドキッとされた同業者は多いんじゃないんでしょうか。
一連のこの事件、要はコスト削減が事の発端なわけでして。
で、どこでコストを削減するかとなると、、、
それは当然のように見えない部分ということになるわけでして、、、。
ウチらの歯科業界なんてところも、実は既にコスト削減の時代に入っておりまして、収入に直結しないものに投資をするというのは大変に勇気のいる事なんですね。
来年4月の診療報酬大幅削減以降は、この傾向に拍車がかかることは必至です。
それ以降も小泉改革が継承される以上、福祉医療費削減は至上命題のひとつですから、医療機関にとってコスト削減が必須事項となることは言うまでもありません。
んで、コスト削減をどの程度まで行うかというのは、結局のところ各々の良心にかかってくるわけですね。
でも、収入が少ない上に多額の借金を抱えたりしていれば、背に腹は代えられなくなってくる、というのは人間ならば誰しも有り得ることでしょ。
「医療はサービス業だ!」、、、「医療にも一般の経営感覚を!」、、、「これからは医療機関同士の競争の時代!」、、、な〜んて言われ続けて、間違った意味で真に受けて、真剣にコスト削減しすぎちゃって、それが発覚して、、、、
で、「仮にもヒトの命を預かる者がですよ、、、」なんて報ステで古館伊知郎に叩かれちゃうわけですな。
医療機関が今後、勝ち組と負け組に2極分化されれば、当然そうなるんじゃないですかねぇ。
「見えない部分のコスト削減」はどの業界でも共通でしょうけど、それ以外のところでは建築と医療って実は共通点が多いんですね。
例えば「時間が経ってから手抜きが発覚する」とか、「素人に解りにくい」とか。
競争も過当競争になりすぎちゃうと、結局ツケは国民にまわるんです。食品の表示偽装もしかり。
だから今回のアネ歯って名字は妙に暗示的だと思った次第です。はい。
2005年11月28日
タカ派
民主党の西村議員が逮捕された。
小生、彼の「超」が付くほどの傍若無人なタカ派ぶりには嫌悪感をおぼえていた。
石原東京都知事がいわば確信犯的なタカ派姿勢を誇示することで結果的に人気を得ているのを、傍から観ていて羨ましくなったかどうかは知らないが、ここ数年の西村氏の発言はエスカレートする一方だった。
もっとも、最近はタカ派とかハト派などという言葉自体、死語になりつつあったわけだが、、、。
しかし、彼が傍若無人なタカ派姿勢を誇示しながらメディアに露出することによって、「もし政治家が全員西村氏のような人間ばかりになったらエラいことだ」というような危機感を抱く人は多かったはずだ。
彼にはこのような、いわば副作用的な功績があったのではないか。
そんな彼が、今後はメディアに露出しなくなるわけだが、その結果、国民から前述のような危機感は消えていくだろう。
憲法改定推進派の議員さん達は、内心ほくそ笑んでいるに違いない。
2005年11月24日
愛国心・その2
今、TVではサッカー欧州チャンピオンズリーグの話題がかなりの頻度で報道されていますね。
コレ、日本特有の現象じゃないかと、、、だって、日本人がほとんど絡んでいない大会でしょ。
日本って、自国の選手が出ていなくても海外のスポーツの結果を報道するでしょ。
外国人でもトップアスリートに関しては中継もしますもんね。
3年前の冬季五輪(ソルトレイクだったっけ?)の開催中に、たまたま韓国に旅行していたんですけど、現地では五輪に関する情報がまるで得られないわけですよ。
スポーツニュースでも五輪の話題に全く触れないわけ。
冬季とはいえ、一応五輪ですよ五輪。
要するに、自国の有力選手がいないってことなんでしょうな、、、いや、スケートのショートトラックとか、種目によっては強い選手もいるはず。
きっと、自国の選手がメダルでも穫らない限りは報道しないんだろうな、、、反対に金メダルを取った日にゃエラい騒ぎで国民的英雄間違いなし、、、。
多分に政治的意図も働いているんでしょう。国威発揚第1主義ですわ。
それとも単なる国民性か?、あの国の。
判定に不服だからって選手が試合会場で座り込んだりするお国柄ですからねぇ。
ということで、冒頭に書いたようなことって日本人の良い意味でのおおらかさの現れだと思うんですよね。
そんな日本に生まれて良かったです。
、、、以上、愛国心でした。
2005年11月21日
ほんとですか
小生にとりまして、現在のウチの若いスタッフ達との年齢差はひと回り以上、最小でも13歳、最大で19歳の開き(ほぼダブルスコアー)です。
んで、最近みんなと会話していて1番「アレ?」と思うのは、、、
「ほんとですか」ですかねぇ。
会話の中の相槌として、この「ほんとですか」が頻発されるわけですわ。
文字にしちゃうと雰囲気を表現するのがとても難しいんですが、「え、本当ですか?」って感じではないんです。もっと軽いの、言い方が。
例えばですね、、、「へぇ」「なるほど」「そうですね」って感じで「ほんとですか」が使われるんですね。
こちらとしては深刻な話を切り出したわけではないのに「ほんとですか」と切り返されると、これが一瞬戸惑うというか、ドキリとするんですわ(笑)。
例えば、、、
「○○さんが、亡くなってさ、、、」「え、本当ですか」ってのが、我々の世代では一般的な使用法ですわな。
なのに、「いや〜、今日も寒いねぇ」「ほんとですか」てな感じになるような気がするんですよ、、、
その他には、、、う〜ん、、、今は典型例が思いつかないです、、、今度経験したら書き留めておきますワ(笑)。乞う御期待。
、、、しかし、この程度のことが気になるようではマダマダ甘いですかね。
小生らが若い頃に「マジ、マジ」と連発していた時、年配の方々の心中は如何ばかりであったか、、、想像を絶しますなぁ。
2005年11月18日
余白の美
ある調査によると、年収1500万円までは年収が増えるほど幸せと感じる人の割合が増えるそうです。
しかし年収1700万円を超えると年収が増えるほど幸せと感じる人の割合は減るそうです。
なるほどね〜。お金は無いと絶対にダメだが、ありすぎても困るってことね。
小生、まだまだ幸せになれる余地(伸びしろとも言う?)が充分にあるってことで。
いわば余白の美?。ムフフ。
、、、な〜んて、浮かれたフリをしている場合ぢゃないんですよね。
来年の4月の医療費大幅削減に向けて、世の中が大きく動いているのがヒシヒシと伝わってきます。
要するに医師に対する診療報酬大幅削減と国民(高齢者)の負担増、そして健康保険にも遂に免責制導入か?、、、が柱なわけですが。
過日の総選挙で国民が小泉さんを選んだことにより、この一連の動きに加速がついてきているわけですが、国民の何%が小泉さんを選ぶことが社会保障大幅カットにつながると理解して投票したのでしょうか。
2005年11月05日
無許可&無修正
「医療経済実態調査結果の速報」ですが、ウチらの元トップが橋本さんに¥100000000を渡してお縄になっているだけに、なんとなくコメントしづらかったんですね。
そしたら登別の先輩がイイ感じで愚痴ってくださっておりました。
小生としても我が意を得たりの心境ですので、無許可無修正で転載させていただきましょう。
さて「医療経済実態調査結果の速報」でも見ましょうか・・
・・・16年の6月調査・・・
■医業収入3,554千円
(1年前の6月は3,700千円だから4.2%減少)
■収支差額は1,351千円
(同1,233千円だから9.6%の増額)
去年の6月っていえば、30日間のうち土日が各4日で祝日が無い月じゃん。稼働日数が少ない○○歯科だって21.5日も働いた月だぞぇ?そんな月を引き合いに出すのは卑怯ってものでしょ。ちなみに一昨年の6月は土曜日は4日だけど日曜が5日あるからね。
また、聞くところによると、これは全体調査ではなくアンケートであって回収率も半分ちょっとなんでしょ?あまりにも業績の悪い医院は答えたくなかったんだよ。きっと。
んで、何か?「医業収入が減っても儲けは増えたんだからイイじゃん」と見るか?あんまりにも収入が低くなるモノだから材料に安かろう悪かろうの物を使ったんじゃーねぇーの?患者さんのためになる新たな設備投資を控えたんじゃーねぇーのかい?
そうやってね、目先の金勘定ばっかりやって国民の健康なんてこれっぽっちも思わないヤツなんて、政治家のトップをやってる資格なんか無いんじゃーねぇの?
と、愚痴る。
2005年10月29日
愛国心
最近、TVでは「愛国心」が静かなブームだ。
街で若者に「あなたには愛国心がありますか?」などとインタビューしてみたり。
「どのようなモノをもって愛国心と言うのか」などという特集を組んでみたり。
で、多くの場合において「日本人には愛国心が足りないのでは?」という結論になったりする。
隣国の韓国との比較(特に若者同士の比較)をしたりするのも常套手段で、もちろん韓国人の方がはるかに愛国心が強いという結果になる。
今や日本では、憲法の改訂案に「愛国心」を盛り込もうと主張する人達がいる。
そういう人達にとっては、例えば小生が海外旅行から帰ってきて「やっぱり日本がいいなぁ」と思う程度の愛国心では満足できないらしい。
「祖国のために死ねるか」が愛国心があるかないかの基準だと言う人がいる。
「死ねるか」と漠然と言われると小生、死ねるような気もするし、死ねないような気もする。
しかし、「国を裏切るか、友を裏切るかというところまで追いつめられた時、自分に国を裏切るだけの度胸があってほしい」とは思うけど。
愛国心を英語に訳すとパトリオティズムとかナショナリズムという。
ナショナリズムは民族主義とも訳せるが、ナショナリズムが極端な方向に向かうと、かのヒトラー率いるナチスが行なったようなことになるのは周知の通りだ。
韓国人の「竹島→独島」や中国人の「愛国無罪→小日本」もナショナリズムの変質したカタチのひとつだろう。
アインシュタインは「ナショナリズムは子供の病気だ。人類にとってハシカのようなものだ」と言った。
たしかに、一気に熱が高くなるし、一気に伝染する。
日本人だって、かつてはハシカにかかったことがあったはずだ。しかしこのハシカ、どうやら終生免疫ではなかったようだ。
・・・・・。
明日から数日間、海外に行ってまいりますので、誠に勝手ながら30日月曜日と11月1日火曜日は臨時休診させていただきます。
診療再開は11月4日金曜日です。どうぞよろしくお願いいたします。
帰ってきたら「やっぱり日本がいいなぁ」と思いたいですね。はい。
2005年10月27日
雄弁は銀
連日TVを賑わしている楽天の三木谷社長、面白いですねぇ。
「ネクタイを締めている」というだけで心を許していた多くの日本人、特に政財界のオジサマ達、ようやく目が醒めたんじゃないですか?。
結局は皆様の大嫌いな「Tシャツの男」と同じでした。はい。
それにしてもTVってのは怖いですね〜。
どんなにキレイごと美辞麗句を並べても映りますもんね、本音が。
そういや以前の兄弟喧嘩で、やはりTVでよく喋ってたヒトがいましたが、昔の先人達の言ったことってバカにならないものですよ。
TVの時代の今こそ、沈黙は金、、、てね。
2005年10月17日
突然だと警備も大変だ、、
小泉総理、靖国参拝しましたね〜。
今回は私的な参拝であることを強調するという、今までにはないスタイル、、、。
先日、高裁で違憲判決が出ていましたからね。
加えて先の総選挙で大勝していますから、これで内閣総理大臣としての「公式参拝スタイル」を強硬に貫くと、「奢り高ぶっている」とか評されて支持率が下がる可能性がありますものね。
官邸サイドでも「独裁者と言われかねない」などとアタマが回ったんでしょうかね。
ま、個人の信教の自由は憲法で保障されてますからね。
参拝するタイミングとしては中国での有人宇宙船の帰還の日と合わせたんでしょうかね。
あと、ロッテの優勝の日とも合っちゃいました(笑)。さすが強運!。
イロイロ大変ですな。
小生の個人的意見としては中国や韓国の「圧力に屈して中止する」のはイカンと思うが、それ以外は、、、う〜んデリケートで複雑な問題ですから。はい。
ところで靖国神社の売店に並ぶ商品のラインナップってどんなものか知ってます?。
これ、小泉さんも知ってるのかな?、、、きっと「、、、知りません、、、」って言うだろうけど。
さて、千葉ロッテが31年振りにリーグ優勝、、、プレーオフも盛り上がりましたけどね。
でもなんだかなぁ、、、。
ダイエー、、、いや、ソフトバンクは2年続けてレギュラーシーズン1位がパァ。
今まで積み上げてきたものが脆くも崩れるという、、、やりきれませんな。
改善の余地ありでしょ。絶対に。
さてさて、村上ファンドの村上氏、前々から若かりし頃の欽ちゃんにソックリだと思ってたのですが、それを色んなヒトに話しても「そっか?」程度の反応しか返ってこなかったんですわ。
ようやく同意見の方が名乗りを上げてくれまして、心強い限りです。
P.S.
、、、最近「真央ちゃん」という方からのメールが多くてウザイです。
皆様のところには来てませんか?真央ちゃんからのメール。
2005年10月03日
個人情報考
国勢調査の調査員のフリをして、調査票を回収してっちゃうヤツが続出しているんだとか。
手軽に個人情報を収集出来るもんね〜。イイところに目をつけました。、、、って良くないよ。こんなこと書くと不謹慎だって怒られちゃうな。
それにしても個人情報がこんなに重用されるようになったのっていつからですか???
以前は個人情報だろうがプライバシーだろうが、独り暮しの若い女性以外はあまり意味がなかったもんな〜。
現在の個人情報に対する過敏ともいえる世の中のこの雰囲気、、、雰囲気が過敏になればなるほど悪用する輩も増えるんだよね、、、皮肉です。
昭和天皇崩御の直前、つまりは昭和63年頃なんて、バラエティー番組だろうが、F1日本グランプリだろうが、毎日画面にはスーパーが踊ってましたがな。
「天皇陛下本日午後7時現在の御容体」なんて感じで、、、
血圧、脈拍、体温はもとより、下血が何リットルだか何ccだとか、、、
これってスッゲー個人情報、、、ま、発表する数値なんていくらでも改ざん出来たでしょうけど。
、、、それよりも当時、「国」は国民の知る権利に応えなくてはいけない、という雰囲気が現在よりも確実に強かった、、、ということなんじゃないでしょうか。
要するに、近年はマスコミや政府が過剰に騒ぎ過ぎ、、、さっさと保護法まで作ってしまう、、、結局は情報管理なわけで、、、民間に任せるところは民間に、と言っておきながら、肝心要の政府の権力自体は年々大きくなってたりして。
今や「国民の知る権利」に対しては個人情報を楯にして、突っぱねることができるもんな〜。
でも、政府が必要と判断したときは、政府は個人を盗み見出来る仕組みでしょ?。
、、、ホント、小泉サンって怖いわ。
小生がガキの頃、外で遊んでて何か悪いことをしでかすじゃないですか。
悪さをした本人も「ヤッベ〜」なんて思ってたりなんかして、、、。
で、家に帰ると既に親はそのこと知っているの。何故か。
今思えば、日本のこういう地域社会って大切でしたよね。
個人情報なんて自分からさらけ出しちゃえば怖くないよ〜ん、、、なんて、また不謹慎なことを、、、反省。
話は変わって、登別の先輩のHP。日記の最新号が同業者にとっては堪えられません。
超笑えるので、同業者は是非ご一読を。
2005年10月02日
彼、他人とは思えませんワ。
先の総選挙について長い秀和が面白いことを書いていました。
雨でずぶ濡れのラブシーンは、ベタなドラマの定番なのに、亀井さんのずぶ濡れ姿は、「七人の侍」で、無益に殺される村人に見えました。
他意はありません。私はそんな亀井さんが好きなんです。
雨に打たれても、涙に暮れても、理不尽な仕打ちに真っ正面から意義を唱える亀井さん。
ある意味「つぼ八」で「あっちの客より俺の方が先に注文しただろ!」と焼鳥を巡ってホリエモンみたいなバイト店員に憤っているオヤジに見えました。
ははは、、、。ホリエモンみたいなバイト、、、いい表現だ。
さて、新人議員の杉村大蔵クン、、、いいじゃないですか、党の偉いさんから呼び出されて怒られて、神妙なフリをして臨んだお詫び会見、、、。
小生も組織の中にいたときは随分と怒られたクチですが、彼のようには上手にできなかったものな〜。
連休中に読んだ本は何冊?、、、、、、、1冊です、、、この「間」、、、全部確信犯ですよこの人。
彼、「笑い」を知っています。しかも相当なハイレベル。
外務省を伏魔殿と称したところまでは良かったが、その後、更迭させられた田中眞紀子サンよりも遥かに要領がいいですね。
しかもかなりのタフですぜ、彼。
彼のことを不謹慎だとかいう御仁もおりますが、党本部の完全に言いなりになっているヤツなんかよりよっぽどいいじゃないですか。
将来、史上最年少で入閣することは間違いないですね。
2005年09月20日
医療サービス考
今日の午後は久々に忙しかったですわん。
飛び込みで女の子の患者さんをお父さんが連れていらしたんですね。
ウチの医院は飛び込みの患者さんに滅法弱いんです。
結果、相当にお待たせしちゃいました。ごめんなさい。
でも予約の方が優先になる旨を納得していただいて、その点で助かりました。
さて、、、
医療はサービス業である、、、
なんて言われて早何年ですかね?。
たしかにサービス業のひとつではありますね。うん。
少なくとも製造業というよりはサービス業でしょう。
では、他のサービス業で言うと、どの業種にもっとも近似しているか?といいますと、、、
ズバリ、水商売でしょう。
では、両者の共通項は、と言いますと、、、
①基本的に、お客さんにはリピーターになってもらわないといけない。
、、、「常連さん」とも言いますかね。
観光地の飲食店ならイザ知らず、フツーは常連さんになっていただかないといけません。
歯周病治療なんて、リピーターになっていただかないと絶対に治りませんから。
治ったあとも、メインテナンスで定期的に顔を出していただかないと、、、ね。
そのためにある程度は患者さんと仲良くならないといけない。
ただし友達になりすぎて「なあなあ」の関係になるのは禁物、、、まさに共通項。
②相手はお客さんなんだけど、ある程度コチラの「いうことをきいて」いただかないといけない。
、、、サービス業だからって「全てお客様の仰せ通り」にはできないんですね。
なるべく希望通りにはしてあげたいけど、そうするとかえって本人のためにならない事もあるでしょう。
そういうときは「心を鬼にして」言ってあげないと。
仕事のできるママさんなんてのは、どんなエラい重役さんだろうが政治家だろうが「いうこときかせる」もんね。
そういうときでもお客さんには気分良くかえっていただいて、ちゃんと後日には来てくれる、、、。
小生も含めて歯科界はこういうママさんをもっと見習わないと。
③お客さん同士の人間関係も重要である。
、、、常にお客さん同士の譲り合いや思いやりが求められるんですね。
自分が自分が、、、というお客さんが1人いるだけで、他のお客さん達に多大な迷惑が及びます。
1人のわがままによって及ぶ迷惑の度合いは、その他のサービス業の比じゃないでしょう。
そう。客層って大切です、、、これも店主(院長)の対応によるところ大ですけど。
結論。
飲み屋も医院もとっても人間臭い場所なんですな。
最近、人間臭さを極力排した飲み屋さんや医院を見かけますが、そういうところって常連さんになりにくくはありませんか?。
あ、そういえば、、、
以前、ウチに勤めてくれた女の子に、半分冗談&半分本気で
「飲み屋でアルバイトでもしたらいいんじゃない?」って言ったところ、、、
小生、後にその父親から嫌がらせを受けました、、、。
だから、半分は本気だけど半分は冗談だ、、、って言ったじゃん、、、トホホ。
明日から日本歯周病学会に出席のため、札幌に行ってきま〜す。
2005年09月19日
流通革命と言われて
今日は敬老の日で世の中は連休最終日。
でも、当院は通常営業。
今週は週の後半が歯周病学会@札幌なので、その振替診療というわけ。
スーパー「ダイエー」を創業し、かつては日本の流通革命の旗手と言われた中内功氏が19日午前9時半、脳梗塞のため神戸市内の病院で死去した。83歳だった。
1957年に現在のダイエーの前身である大栄薬品工業を設立。「良い品をどんどん安く」をモットーにした安売り店「主婦の店ダイエー」1号店を大阪市に開業した。
高度経済成長の波に乗り、大型スーパーのダイエーを全国最大のスーパーチェーンに育て、72年に売上高で三越を抜いて小売業首位に躍進させた。
事業の多角化にも意欲的で、コンビニや百貨店、ホテルなどにも進出。88年にプロ野球南海ホークス、92年にリクルートを相次いで傘下に収めた。しかしバブル経済の崩壊と阪神大震災、大店立地法の緩和による競争激化に直面。経営が一挙に悪化した。
このため99年にダイエー社長、2000年には会長を退任した。
中内ダイエーの最大の功績は、それまで作り手もしくは売り手の元にあった主導権を、消費者(買い手)の側に引き寄せたことだろう。
小生が生まれた1960年代の高度成長期の頃には、消費者の立場は今からはとても信じられないくらい弱いものだった。
当時は農協や市場の力は絶大で、スーパーマーケットのバイヤーは頭を下げて商品を卸してもらっていたそうだ。
ダイエーは「安さ」を価値の再重要項目として、作り手であるメーカーの圧力と戦いながら価格を引き下げ、消費者の圧倒的な支持を得た。
そして定価販売だった百貨店、その盟主の三越を抜き、小売業首位の座をつかんだ。
その後はダイエー以上に「安さ」を売りにする種々の業者が群雄割拠することになるのは周知の通りである。
以上はダイエーの「功」の部分、対して以下はダイエーの「罪」の部分である。
しかし、安さを至上命題としたために思わぬ落とし穴が待っていた。
安さの過当競争はとどまるところを知らなかったのである。
小売りのトップ業者が価格を下げている限り、消費者が「これが標準的な価格なんだ」と思うのは、ごく自然な成りゆきである。
メーカーと生産者側はコストの削減を求められ、更なる値下げを余儀なくされる。
そうなると、どこかで手を抜かない限り、経営を存続させていかなくなるものだ。
そして起こるべくして起こった「生鮮食料品の偽装表示」である。
食品の安全神話は崩壊した。
安さ至上主義はモノの価値を下げ、安全性も崩壊させたのである。
ところでコンビニのミニストップが生鮮食料品の¥100ショップとでもいうような事業展開をするそうだ。
誰もが¥100ショップに殺到すれば、食品の価値は全て標準化されてしまうだろう。
そして生産者とメーカーはきちんとモノを作るという意志を持たなくなるだろう。
実は、医療の世界でも上記と同様のことが現在進行中である。
政府としては国民医療費を削減することは今や至上命題である。
歯科においても国の方針としては、健康保険制度改革による「診療の¥100ショップ化」を目指している。
専門的には「包括化」と言うらしいが、、、。
参考文献:やまけんの出張食い倒れ日記
2005年09月10日
経営コンサルタント考
歯科医師って経営の素人が多いです。
これは歯科医師に限らないですね。例えば料理人にしてもそうでしょう。
で、自分の専門分野以外の不得手な部分は他の人に任す、、、ということが出てくるわけですね。
技工は技工士さんに任せて自分は治療に専念する、とか。
税金のことは税理士さんに任せる、とか。
いわゆる外注ってやつですな。
経営に関しては、やはり経営コンサルタントに、ということになるんですか。
でもこれ、上記のいわゆる外注とは少々趣が異なるんですね。
経営コンサルタントに入ってもらっている歯科医院って、歯科医院全体から見るとまだまだ少数派なんですね。
今のところ、多くの歯科医院ではまだ必要としていない、ということなんでしょう。
でも、今後の需要は増えることが予想されています。
で、これは警鐘なんですけど、経営コンサルタントの人達の中に「新興宗教的」なやり方をする人達ってのが、意外と多くいらっしゃるんですよ。(全てのコンサルタントの人がそうだとは言ってません)
で、経営コンサルタントという人達が入り込んでゆく歯科医院というのは大きく分けると次の2つだと思うんです。
①なんとしても売上をアップしないといけない歯科医院。(多額の借金を抱えてたりして、要するに金銭的に余裕がなくて藁にもすがる気持ちで経営コンサルタントにお願いするんでしょう)
②自分はこのままではいけない、と思い、ステップアップをしたがっている歯科医院(非常に真面目で向上心があるとも言いますな)
これ、自己啓発セミナーとか新興宗教のターゲットと一緒なんですわ。
加えて歯科医師って社会経験の少ない人が意外と多いんですよ。要するに世間知らず。
で、経営コンサルタントが他の外注と異なるのは、多くの院長がコンサルタントから啓発を受けていて、場合によっては洗脳されちゃっていることなんですな。(全ての院長がそうだとは言ってませんからね。念のため。)
他の医院の成功例とか見せられて、、、まぁよくあることですね。
そして院長の洗脳が完了すると、今度は院長が従業員を啓発してゆくんですな。
この段階的な手法はまさに新興宗教が信者拡大のために使う手法。
自分が受けた教えを今度は自分が部下に伝える、、、こうすることによって洗脳は強化され、教祖への忠誠心が増すんですな。
そのうちに他の歯科医院の院長にも布教活動するようになりますねぇ。
中には家族も巻き込んじゃう人もいたりして、、、。
(全ての人がそうだとは言ってませんからね。しつこいですけど。)
新興宗教のヤバいところは、信者さん達にマズいという意識がまったくないこと。
この人達って、全てが自分のためや周囲の人達のためになっていると信じて疑わないんです。要するにとても純粋に善意で動いているんですわ。
そして皆さん、妙に晴れがましい表情なんだけど、それがどこか気持ち悪い表情でもあるんですよね。あれって不思議。
何故か軽い高揚感も常に醸し出したりしていて、、、日々達成感を感じることが出来るみたいですから、当たり前かも。
この宗教的なやり方って、上手くいっているときはいいんだけど、洗脳されすぎている人が何かのきっかけでつまづくと、取り返しのつかない事態に発展することがままあるんですよね。
小生の知るところにも経営コンサルタントの人にお願いしている歯科医院がありますが、
上手く使いこなしているところと、完全にやられちゃっているところの2通り、、、。
で、完全にやられちゃっているところほど聞く耳持たないからタチが悪いんですわ。
2005年09月09日
委任状解散だぁ
またまた今回の衆院選のお話。
小泉首相が衆議院を解散した直後に、各ニュース番組等では政治評論家達がこぞって「○○解散」と表現したもんですが、結局は小泉さんがいの一番に言った「この解散は、、、郵政解散だ!」の術中に見事にハマっていますなぁ〜。
で、今頃になって小生も政治評論家気取りで、、、
ついでに委任状いただきます解散
でどうよ?。
自民党公認候補&比例区で自民党へ投票するということは、
「郵政民営化以外の全ての案件も小泉総理大臣に一任いたします。」という委任状を一緒に投票箱に投じているということ、、、。
いやいや、冗談でなくって、、、小泉さん圧勝のアカツキには事実上そうなるでしょう。
2005年09月08日
ちょっと怖い、、、
今回の衆院選、自民党優位が伝えられておりまして、自民単独で過半数か、、、などと言われていますねぇ。
そして今回の特徴としては、次のようなことを言う人が多いんですね。
「政治のことはよく分らないが、小泉総理の信念を曲げないと言うか、自分の考えを最後まで貫き通すということは、改めて凄いことだと思いました。」
、、、ちょっと怖いな、、、
なんか、選挙じゃなくて好感度調査にすり替わってませんか。
これで小泉自民党圧勝、なんてことになったら郵政民営化以外の重要な法案を、強行にどんどん通してくれちゃうんでしょうね、、、。
以前、西川きよし氏が議員生活最後の質問をする予定だったのに、その前に奇襲的抜き打ち強行採決、、、なんてことがあったのを皆さん忘れてるんだろうな、、、。
ファシズムって意外とカンタンに実現可能なんじゃないか、、、って思っちゃいますもん。
9.11テロ直後、ブッシュ大統領がテロに対して断固戦うと演説した時に、聴衆が熱狂するのを観て、怖いな、、、と思ったのに似ています。
過去のハリウッド映画の「インディペンデンス・デイ」で、アメリカ大統領が宇宙からの侵略者に決して屈しないという意思表示をした演説の時の人々の熱狂ぶりとダブるんですわ。
、、、小生、映画を視ながら「こんな単純な演説に熱狂しちゃっていいの?」って思いましたもん。
しかもコレがこの映画最大のクライマックス、、、こーゆー物凄く単純な映画が好きなのね、アメリカ人は、、、って思って何故か怖かったですもの。はい。
で、その後アメリカは「テロへの先制攻撃こそ最も有効」などと言いながら戦争を仕掛けていくわけですけど、、、。
結末は大量破壊兵器なんてなかったわけで、、、で、泥沼のイラク情勢。
小生、郵政民営化自体は必要なことだと思いますよ(、、、って民主党みたいなこと言ってるなぁ、、、)。
でも今後、郵政民営化以外の重要議案が審議されるたびに、衆院解散してくれるんですかね?。「増税解散」「福祉圧迫解散」「年金問題先送り解散」「国債大量発行解散」「医療費大幅削減解散」「自衛隊イラク派遣延長解散」「靖国解散」「憲法9条改訂解散」、、、もちろん有り得ませんわな。
もし小泉圧勝なんて事になれば、今後は強行採決の嵐になることは明白でしょう。
小泉さんのことだから、記者に何を聞かれても「これ以上政治的空白を作ることは許されません。」の一点張りなんだろうなぁ。
2005年09月03日
アメリカンドリーム=悪夢?
アメリカ南部を襲ったハリケーン、カトリーナだかカトリーヌだか、、、とにもかくにも被害は甚大です。
しかし予想外というか、予想通りというか、アメリカ社会の裏側の実情がが図らずも露呈したカタチとなりました。
まず貧富の差の実態が浮き彫りになりました。
要するに避難命令を受けて本当に非難できたのは裕福層だけだったわけですね。
しかしこれはほんの始まりにすぎませんでした。
引き続いて浮き彫りになったのは被害対策の欠如、そして個人主義。
結果として当然のように繰り広げられる略奪。
国際社会にあれだけ自国の力を誇るアメリカが、、、。
TVに映し出されるニュース映像にはは、戦後の多くの日本人が抱いていたアメリカ絶対主義やアメリカ優良説を打ち砕くに十分なインパクトがありました。
イラクで戦争する金があるならば何故?、、、ってそれが出来ないのが今のアメリカですもんね。
マッチョなボディーのプロレスラーが、実は内臓はボロボロだった、、、ってことですかね?。
しかし今、日本は似合いもしないのにマッチョなプロレスラーになろうとしてはいないでしょうか?。
「もうアメリカの模倣はやめてイイトコどり程度に抑え、日本の良い部分は残した方が良い」、、、というのは随分以前から日本人の多くが気づいているはずなんですが、小泉純一郎という人、靖国参拝と同様にアメリカの模倣政策についてもあたかも公約かのように遂行いたしますなぁ。
「そんなアメリカの戦争につき合って死ぬのはゴメンだ」と、声を大にして言うような日本国総理大臣は暫くは出て来ないんでしょうね。
あ、そうそう。貧困層と言われる人達の中に明らかに肥満の人がいるのも「いかにもアメリカ的」って感じですね。
今夜もまた飲んじゃいました、、、休肝日つくらないと、、、。
2005年08月22日
刺客は刺客で大変そうですが
おいおい、、、小泉さんよ。
「郵政民営化は私が自民党総裁に選出された時からの公約」だから「とことんこだわる」のは解る。
でも「8月15日には靖国神社に参拝する」のも公約だったんじゃないの?。
なのになんだよ、、、今年は衆議院解散してから今まで参拝してないじゃんかよ。
結局は郵政民営化以外は全てカモフラージュする作戦か〜。やるじゃん。
刺客を送り込まれた民営化反対派の人達の中には、あたかも被害者っぽく装ってお涙ちょーだい戦法に打って出ている人達もいるようですが、、、。
きっと反対票を投じても、今まで通り「まぁまぁ、、、」でなんとかしてくれると思っていたんだろうなぁ、、、。
そもそも前回の衆議院選挙では、明らかに政策も違うであろうと思われる自民党公認候補が小泉さんと握手する2ショットのポスターで溢れかえっていたもんなぁ。
小泉人気にあやかって議員になって美味しい思いして、、、で、今度は「強権だイジメだ」とわめいて、、、旧来の自民党議員の悪い面を庶民にも解りやすく表現してくれておりますナ。
、、、あれれ、、、これも完全に小泉さんのペースだぞ。まずいな〜。
こんな感じで憲法も変わって戦争に巻き込まれて行くんかな。
2005年08月20日
戦争責任
戦後六十年、夏。未だ日本人は先の戦争の結論を下せず、迷い続けている。
首相の靖国参拝について、「こうである」と明言出来る日本人が果たして何人いるか。
私自身、明確な答えなどとても見つけ出せない。
戦争責任ということ。
靖国に合祀されているA級戦犯と呼ばれる数人に全ての責任を押し付けて、本当に日本人は先に進めるのだろか。
帝国主義、植民地主義が”善”とされた時代の戦争である。
その時代に生きていなければ解らない”必然″があったはずだ。
”正義″だったものが、時代が変われば”悪″となる。
戦争の責任は、戦争に参加した全ての未熟だった人類にあるのではないか。
終戦後日本に上陸したマッカーサーは「日本国民には責任がない。一部軍閥が指導したのだ。日本人は立派だった」と語った。
この言葉によって、どれ程の庶民が救われただろう。
これは日本を民主化する為に絶対に必要な言葉だった。
その後東京裁判によってA級戦犯が裁かれ、庶民は戦争責任から解放される。
”一億玉砕”を唱えた同じ上層部が発した”一億総懺悔”という言葉に、日本人の大半が反発を覚えたのも当然だと思う。
しかしその反発の中に、当時の庶民が置いてきてはいけない”何か″を置き去りにしてしまったのではないかと私は思う。
戦争に反対出来なかった親達の子である我々が、この平和に守られた現代に生きる立場から、その時代の親達の態度を責めることなど出来ない。
我々自身、未だに戦争を起こす”未熟な人類″であることに変わりはないのだから。
しかし、だからこそ我々は、終戦後日本人が置いてき”何か″を親達に代わって背負い直す義務があるのではないか。
随筆家・岡部伊都子著”生きるこだま”の中に”加害の女から″という章がある。
この中で岡部さんは自分の戦争体験について語っている。
戦時中青春時代を過ごした岡部さんは戦時下で婚約する。
出兵前夜、婚約者の青年は、せっぱ詰まった思いで、岡部さんにこう言う。
『自分はこの戦争は間違ってると思う。この間違った戦争のためになんか死ぬのは嫌だ。君のためになら喜んで死ぬけれども』と。
軍国主義の社会の中、初めて聞くハッキリとした戦争否定の言葉に岡部さんは戸惑い、怖かったという。
そして青年にこう告げる。『私なら喜んで死ぬけれども』と。
青年は黙って岡部さんを抱きしめるだけだったという。
その後青年は沖縄の首里戦で負傷し自決する。
戦後岡部さんは、自分の発言を悔やみ、恥じ続ける。
自分は『あんなにも戦争を間違ってると言った人を殺してしまった、加害の女だ』と。
『その美しい魂と、深い憂慮とを、婚約した娘が踏みにじったのだ』と言う。
その時の”戦死当然”という態度と”生否定″を今でも恥じ続けている。
どうしてあの時青年に「生きて」と言ってやれなかったのか。
青年が嫌だと明言した戦地に、喜んで死んでこいと送り出した自分に戦争責任がある。
自分は戦争の加害者だと言う。
岡部さんは今でもあのまっすぐな人を『お前はどう殺したか』と、自分に問い続けていると言う。
戦後マッカーサーと東京裁判にょって許された”何か″を岡部さんは背負い続けている。
当時の庶民も、現代に生きる我々も岡部さんが背負っている”何か″をハッキリと見つめなおす義務がある。
イラク戦争に反対も出来ず、戦地に若者を送り出している我々は、いずれ、岡部さんが背負っているのと同じものを背負わなければならなくなるのではないだろうか。
以上、太田光(爆笑問題)のコラムより。
よくTVで右寄りの論客が「戦勝国憎し」という思いを持って言うところの戦争責任論とは見地が大きく異なるところが興味深い。
たしかに、A級戦犯にだけ戦争責任を押し付けてよいのか?、という考えについては共感できるものがある。
「A級、B級、、、」は「罪の重さの分類」でないことも知っている。
そもそも戦勝国主催?の東京裁判そのものを不当とする声もある。
戦争を起こした指導者達は「勝てば英雄」になり、負ければ戦勝国によって「戦犯」として処刑されるわけだ。
当時の情勢などから「開戦は止むに止まれぬ選択」だった、、、などという話があるのも分かる。
しかしやはり指導者たるもの、戦争をする以上は負けた時の大いなるリスクを覚悟していて欲しい、、、。
「勝てば英雄」で「負けても特に処分なし」、、、では誰でも気軽に戦争始めちゃうよ。
2005年08月18日
日本人気質?
東京医科歯科大学大学院教授(医療経済学分野)の川渕孝一氏がこんなことを書いていた。
日本では”構造改革”は絶対にあり得ない。
その理由は、「現状維持を是とする”老害”がこの国を支配している」からだ。
それは政界だけではない。
官界、財界、そして学会すべてである。
「気がついたら変わっていた」これが日本かもしれない。
たしかにそうかも、、、。
小生が過去から現在まで所属してきた各種組織や団体、そのすべてにおいて皆が「改革の必要性」は認識しているものの、いざ改革を、、、となると一向に動かないですもの。
議論をしても「総論賛成各論反対」のエンドレスリフレインが続くだけ、、、最後はお上からの通達や、外圧があってようやく動いていたものなぁ。
尻から出火してようやく、、、という局面もあるみたいですケド。
歯科界はどうですかね?。
2005年08月13日
非国民でおま
扶桑社の新しい歴史教科書が杉並区で採用されることとなりました。
この教科書、小生は実際に読んだことがあるんですけど、、、。
もちろんウソなどは書いてないと思います。きちんと正しく史実を書いているのではないでしょうか。
近隣諸国からは色々と内政干渉まがいの批判にさらされておりますが、まぁそれも「歴史認識の差」という範囲内のレベルでして、気にすることではないでしょう。
でもやはりこの教科書を地方自治体レベルで採用するとなると、、、小生としてはどうかな、、、と思うわけです。
政府が数ある歴史教科書の中のひとつとして認定するのは問題ないと思いますし、私立の学校が独自に選ぶのもいいですよ。
でも地方自治体が選ぶにしてはやはりヤバい教科書かな、、、と。
この教科書にはですね、過去に日本がしてきた戦争の全てに関して、「日本軍は本当によく戦った」って書いてあるんですよ。
もちろん、その結果、周辺アジアの人たちが辛い思いをしたであろうことにも触れています。ちゃんと広い視野での記述もしてあるんです。
でも、小生は「よく戦った」って表現、どうしても受け入れられないんですよ。
もちろん、戦没者の遺族に対してはかけてあげてよい言葉だと思うんです。
でもこれは、教科書、でしょ。
アメリカの教科書で、原爆投下した米兵士や東京大空襲で無数の焼夷弾を投下した米兵士を「よく戦った」と称えていれば、上からの命令に従っただけだったとしても、それは非常に不愉快なことではありませんか。
やはり、どんな場合にも民間人を巻き込んだ戦争に関して、後世に「よく戦った」という表現をもって伝えるのは当てはまらないと思うんです。
自分の意志とは関係ないところで徴兵されたものの、国のため、家族のために命を投げ打って「よく戦った」多数の兵士がいることは解ります。
しかし、今、「2度と戦争はしない」と世界に向かって意思表示しているはずの我国が、過去の戦争を評して「よく戦った」と言うのは、、、。
少なくとも小生は、自分のセガレが武器を持って戦地に赴いたとして、無事に帰ってきても、あるいは物言わぬ姿で帰ってきても、「よく戦った」とは言いたくないですね。
小生って非国民で冷徹ですか?、、、そうなのかも。
でもこればかりは仕方ないですね。
2005年08月12日
奥様の本意はどうなのよ?
先日自殺した永岡衆議院議員、、、。
同選挙区からは同議員の妻が立候補するんだとか。
まったく、、、誰が入れ知恵したのかは知りませんが、、、。
あぁ、、、昔ながらの弔い合戦、、、お涙choudaiの手法ですね。
こういうの、、、やめてほしいんですよ。
こういうこと言うと、日本人としては「アンタは冷たい」とか言われて非難を浴びるんですけど、、、人が死んだ後で言いにくいことではありますが、この国の選挙手法そのものについて何も改善されていないことの象徴でしょうが。
しかも選挙用ポスター用に幼子を抱きかかえて撮影に臨む、、、こういうことを無理強いする支援者と名乗る者ども、アホかと言いたい。
結局、日本を良くしようというよりは、既得権益が重要課題なんですね。
構造改革よりもなによりも、やっぱり政治改革が先なんですかね、この国は。
最後にため息もう一発。はぁ〜っ。
2005年08月11日
小泉ペース
郵政解散で小泉内閣の支持率が上昇しているんだとか。
国民は法案の内容や政策の内容云々よりも「政治の分りやすさ」を単純に求めているのかもしれませんね。
つーことは、今までの自民党の守旧派が行ってきた政治手法の「ツケがまわっただけ」ともとれるわけです。
このままじゃ民主党も「郵政民営化は今回の選挙の争点にあらず」などと言って対案を出さずにいると、「千載一遇」のチャンスを逃すことになりまっせ。
あれれ、、、おいおい、、、もう完全に小泉さんのペースじゃん。
これってある意味すごくヤバいことですよ。
前の総選挙から今まで、小泉さんがなし崩し的に成立させてきた、この国の将来を左右する重要法案:特に軍事系(小生、敢えて安全保障系とは言わぬ)法案の強行採決の前科など、もはや完全に忘れさせているもんなぁ。
単純に比較することは慎まなくてはいかんのですが、かのアドルフ・ヒトラーも「分りやすさ」でのし上がり、戦争の道へと邁進していったからな〜。
ところで、よく言われる「特定郵便局」の正体について、小生愛読中の登別で歯医者さんをしている先輩のHPに非常に面白い記事が紹介されておりました。
まずコチラを読んで、次にコチラを、、、とっても分りやすいから皆様ぜひ読んで。
2005年08月06日
飯粒が 光る平和よ 60年
今日は60回めの広島原爆記念日です。
小生、平和祈念公園に併設されている原爆資料館には2度ほど行ったことがあります。
1回めは学会がやはり公園のとなりにある国際会議場で行われたもんで、「ついでに」行ったんですね。
先輩が「まぁ、1度は見ておいた方が良いから」と言うんでなんとなく。
2回めは2002年の10月の学会の時に行ったんです。
当時、勤務してくれていた宇山佳代先生に「まぁ、1度は見ておいた方が良いから」と言って一緒に見て回りました。
そうなんです。皆さんも日本人なら(つーか人類なら、、、かな?)是非死ぬまでに1度は見て下さいな。
好むと好まざるとにかかわらず、、、入館料も¥50で格安ですから。
あ、アメリカ人の人も是非、、、ね。
で、1度見た人は、まだ見ていない人のことを連れて行ってあげてほしいんですね。
近年、入館者数が減ってきているらしいんで、よろしくお願いします。はい。
さて、今宵は中華料理のこのお店へGo!。
立地としては決して良い場所とは言えないんですけど、店内はいつも混んでいるんですな。
今夜も美味しかったです〜。
2005年08月04日
勝てば官軍・負ければ賊軍
先日買ったワールドワワイドなコレですが、マジで面白いし勉強になりますワ。
改めて感じるのはアメリカっていう国は全ての面で図抜けているのな〜。
良い意味でも悪い意味でもね。
、、、最近は(昔から?)悪い面が妙に目立つけど。
あとは、日本の食料自給率の低さ、、、これも改めて実感。
だから堂々とした態度がとれないのかな〜、、、なんて。
世界から孤立するわけにいかないもんネ。
それからこれは幼少の頃から地図を見てるといつも思うんだけど、ヨーロッパの国々(イギリス、フランス、スペイン、ポルトガル、オランダのことですね)の領土が南洋に散在しているのを見るにつけ、昔悪いことしていたくせに戦争に勝ったらそーゆーのは許されるのね〜、、、と。
いつの時代も勝てば官軍なのねん。
日本は賊軍ですから。
そんな日本が国連(戦勝国連合)の常任理事国ですか?、、、
雑用ばかりの学級委員にならぬことを祈るばかりです。
この地図帳も、そのうちに待合室に置きますネ。
2005年07月30日
パクリ文化
世論調査によると、日本の軍備を増強すべきという人は5年前と比較して倍増しており、逆に縮小すべきという人は半減しているんだそうな。
もし10年前に軍備増強を声高に喋ったりしたら、冷ややかな眼で見られたろうに、この10年で日本は本当に変わったと思います。
軍備を増強すべきと主張する人も、「この5年間で自身の生活の中で軍備増強の必要性を肌で感じた」ということはまずないでしょう。
マスコミから得た情報を元にそう判断し主張しているわけですな。
多くは北朝鮮、韓国、中国あたりのことを鑑みての軍備増強、ということなのでしょうけど。
北朝鮮の脅威論各種はこの際置いておくとして、韓国や中国に対する感情としては「これ以上ナメられるわけにはいかない」というのが根底に絶対あると思うんですね。
小生、実際に中国に行ったことはないですけど、韓国には3回ほど行ったことはあるんです。
で、思ったのは、韓国になんてナメられるもなにも、あの国に対して過剰に反応しちゃいけませんよ。
そんな躍起になる必要などない国ですから。
そもそも街中ほとんど日本のパクリばっかりです。
たとえば都市機能の代表:地下鉄、、、駅の構造、自販機、車内広告、各種案内表示、果ては非常用のドアコックまで、、、目に入るほとんど全てが日本とソックリ、、、。
ハングルさえなければ日本と区別がつきませんな。
異国情緒はゼロに等しいですね。
もちろん、日本の植民地だったわけですから日本が敷設した鉄道施設は遺っているわけですけど、戦後に作った地下鉄なんてのは韓国人のプライドとして日本色を徹底排除しても良かったはずなのにね。
ま、公共施設、機能はみんな日本のパクリです。
走っているクルマも日本車は限りなくゼロに近い、、、世界でも珍しい国ですよ。
日本車にソックリなのは沢山走ってますけど。
全て日本の都市のシステムを真似て、少しだけ変えて、韓国オリジナルの振りをしているだけ。
で、絶対に「日本をモデルにした」とは言わない国。
日本を「見習った」なんて口が裂けても言わない国ですから。
しかもそれを自国民には知らせない国。
おそらく韓国の人が初めて日本に旅行しにきたら、東京の都市の機能や案内表示があまりにソウルとソックリなんで「日本って韓国の真似ばっかりしている情けない国なんだな〜」と思うでしょう。
日本人観光客がソウルに行って「ロッテリアって韓国にスゴく進出しているんだ〜」って言っちゃうのは、別の意味で情けないですけど。
業界ネタとしては、日本には80歳で20本の歯を残そう!:いわゆる8020(ハチマルニーマル)運動というのがありるじゃないですか。
韓国には2080運動があって、オーラルケア製品には2080のロゴが、、、。
これ、冗談じゃなく本当の話ですよ。
結構堂々とパクるんだけど、日本と同じなのは絶対に嫌!なんだね〜。
ちなみに小生の韓国旅行、1回めは勤め先の慰安旅行だったので、殆ど団体旅行のツアーでしたけど、これだと韓国のパクリ文化がいまひとつ伝わって来ないんですよ。
やはり、観光バスではなく、自分の足で歩いて、特に公共交通機関を使って肌で感じてみて下さい。
肌で感じると言えば庶民の反日感情もヒシヒシ感じて下さいね。
特に韓流にハマっている方々は是非。
2005年07月26日
アスベスト考
最近、アスベストが大問題になっておりますね。
それにしても騒ぎ過ぎでないかい?
たしかに、怖いけど。
良いと思われていたものが、ある日突然命に関わる問題になる。
そして当時の行政の対応の遅れが浮き彫りに、、、これって薬害エイズに通じるモノがありますね。
だいたいやね(竹村健一風に)、歯医者なんて歯に詰めたり覆せたりする金属を鋳造する時に、アスベストを使うのが当たり前でしたから。
アスベストリボン、、、て言うんだけど、そのリボンを手で引き千切るんですわ。
その時にアノ細かい繊維ですか。思いっきり飛び散ってましたねぇ、今思えば。
歯科大の実習室なんて、アッチで千切ってコッチで千切って、、、もうアスベスト繊維飛散しまくり。
何の疑問もなく千切ってたな。うん。
歯医者だって相当なモノだけど、歯科技工士なんて言ったら、、、もうどれだけ吸い込んでいるか。
でも仕方がないよね。当時コレが身体に悪いなんて誰も知らなかったことだもの。
、、、で、小生が歯医者になって数年後、、、今思えばあれが1992年だったんでしょうかね、アスベストに発ガン性があるってことが判って、、、アスベストリボンが急遽グラスウールに代替されたんですわ。
当時、アスベストに発ガン性があるって初めて聞いた時の状況、今でも憶えています。
「え?何でグラスウールなの??。アスベストに発ガン性、、、あ、そう。」
そんな感じでしたねぇ。
で、保存実習準備室の天井見上げて、「でも、アレ。あれもアスベストでしょ?」、、、そう、思いっきり吹き付けてありましたがな。
アスベスト剥き出しの天井、、、こんなの当たり前でしたよね。
今でもいたるところに見受けられるし。
でも昔は思いっきりもてはやされていた石綿ですから、、、これも仕方ないんだろうなぁって思ってました。
で、今日の報道ステーション。
「JR新大阪駅の天井にアスベスト剥き出し40年間!、、、JR西日本1992年から認識していたが放置」
ほんでもって例の「知ったかぶり古館伊知郎」が、、、
「まったくとんでもないことですよね。40年間ですよ。あれだけの人間が往来する場所で。本当に許せません。」
、、、ホントに彼の薄っぺらぶりには呆れるばかりですな。
彼がアスベストの為害性を知ったのって、もちろん今回の騒ぎがきっかけなんでしょうけど、「JR西日本だし思いっきり非難しておこうかな」ぐらいに考えたんでしょうかね?。
新大阪駅って半分はJR東海の管轄なんですけどJR東海の方はどうなのよ、、、そんなことにはまるっきり思いを馳せないんでしょうな、彼。
立場が弱いと見るや、ここぞとばかりにイジメを入れる現在のマスコミの姿勢、、、その悪しき部分を凝縮したようなテレ朝を象徴するような男:古館伊知郎。
「イジメられる人間にも問題がある」っていう、いわゆる「イジメる側の論理」ってのがもし世にあるとすれば、彼こそ本当にイジメてやりたくなる男じゃありませんこと?。
あ、台風7号、それてくれて良かったですね。
2005年07月19日
おんなこども
子供の頃、布団に入ってから眠るまでの間に母親から(父親でも良いが)「お話をしてもらう」という経験は多くの方がしているのではなかろうか。
童話、おとぎ話、、、色々あると思うが、小生の場合は専ら「戦争の話」であった。
この戦争とは第2次世界大戦に他ならないのであるが、小生の母親は学童疎開は経験しているし、終戦後の「教科書に墨を塗る」ことも経験済みだ。
疎開中の話は一番よく聞かされた。
さらに食糧難の話。鉄製品を国に差し出した話。
空襲警報発令の話。灯火規制の話や防空壕内での体験談なども嫌というほど聞かされた。
故に、小生は幼少期から「とにかく戦争は悲惨である」「戦争だけは絶対にしてはいけない」と繰り返し聞かされながら育った。
思えば小生は、第2次大戦がそれまでの戦争と大きく異なる点、「非戦闘員に多くの犠牲が出た」というところの非戦闘員側:要するに「女こども」の戦争観を植え付けられているのかも。
小生の母親曰く「1番驚いたことは、おばあちゃん(小生の祖母)が戦争に負けたと知った時、『ああ、良かった、、、』と言ったこと」なのだとか。
少し前までなら「非国民」として告発されていたであろう発言。
しかし、一部の近所の大人の男達が「亜米利加人が来たら殺される」と騒いでいたのとは対照的だったそうな。
この「明治の女」も今では100歳超、、、小生はもちろん、実の娘(小生の母親)を見ても「どなたですか?」って言うようになったけど。
それにしても上記のような「女子供の戦争観」は最近どんどん風化しているような気がする。
あと十数年後、今の小学校低学年の子らに兵役が課せられるのはほぼ確実かな。
2005年07月14日
電車男視ますた
葉山の美味しいパン屋さんのパンをいただきました。
今宵は久々にパンとワインの夕食、、、ウマ〜。
貰ったバケット2本と、デニッシュの塊1ヶ、たいらげる勢いです。
でもハッキリ言ってカロリーとり過ぎだよ。マジで。俺を殺す気か〜???。
あ、最近セブンイレブンで売っているハーフボトルのワインですけど、
なんでも田崎真也のプロデュースだか何だか知らないですけど、、、これが美味いでやんの。
価格は¥630と安くないけど、気に入っちゃいました。
あ、オイラが飲んでみたのは赤ワイン(カヴェルネソーヴィニオン)だけですから。
白の方は美味いかどうか定かぢゃないです。今日試しに買ってみましたけどネ。
近々に報告しますワ。
パンとチーズとワインに舌鼓なんぞを打ちつつ、電車男、視ましたよ。
ええ、TVドラマ(by.フジテレビ)の電車男ですね。
初回が面白いって評判だったから、期待して視ちゃったじゃないの。しょーがないね俺も。
で、イキナリ感想なんですけど、「面白いけど不満アリ」って感じです。
番組の中に散りばめられた各種オタていすと、、、これはいいですね。
例を挙げれば、オープニングのアニメに出てくる車輌のディーティールの細かいこと。
ブルートレインが今時20系ってのはある意味でレアでっせ。
それからプリティーウーマンのテーマ曲の中でイキナリ「万世!」とこられた日には笑うしかないでしょ。
肉の万世は、今や北関東ではファミレスの一員ですけど、本来はちゃんとした肉屋さんですからね〜。
東北にあるステーキ宮(個人的には結構好き)みたいなファミレス然とした万世しか知らないアナタは、是非、万世橋本店へ!。
昔は交通博物館の帰りには、万世の地下(当時は地下が一番安かった:上層階は高いのよ〜)によく寄ったもんです。はい。
ちなみに交通博物館の職員ってオタ色を丸出しなのが笑えますけどね〜。
で、腹を満腹にした後は、淡路町経由で駿河台下へ徒歩で行って、書泉ブックマートとか三省堂に行くんですな。
で、立ち読みしすぎて再度腹が減ったらキッチンジローですか?。
フォーク野郎だった頃は黒澤楽器店とかも行ったっけ。
淡路町方面じゃない時は、神田駅方面へ歩いてカワイモデル(初めて行ったときはなんて小さな店舗!?と驚いたものです)なぞに寄るわけですよ。ええ。
もちろん「買わずに見るだけ」なんですけど。
で、神田駅前まで歩いて「カレーの王様」ですかネ。
オイラが何書いているか解らないヒト、多いんだろうなぁ。特に女性、ね。
、、、あぁ話がそれちゃいました。
で、不満点の方なんですけど、スレの住人達が感受性豊かすぎるんですわ。
リアクションの表現方法もやたらと豊かだしぃ、、、オタクってもっとウチに秘めたリアクションが信条じゃありませんこと?。
俳優さん達やお笑い芸人には解らない心情なんですかね。
まったくさ〜第2話ごときで涙ぐむなよな〜。
今からこの調子じゃ、最終回はどうなっちゃうんだよ。
え〜そういう観点からしても、TVドラマしか知らないアナタ、今からでも原作を読むことをお奨めします。
そして眼精疲労に抵抗力のある方は是非、オリジナルに最も近いこの電車男をご覧あれ。
オイラも去年ハマりまくったもん・・・_| ̄|○
2005年07月08日
まさかTVドラマになるとはネ
昨日からフジテレビでドラマ版の電車男が始まったんですね、そーいえば。
悔しいことに小生、視れなかったですよ。
なにやらオモシロかったみたいじゃん、、、来週から視よ〜っと。
それにしてもドラマ以前に既に映画化もされているし、コミックをはじめとしていろんな電車男の本も出ているのな〜。
ちなみにウチの待合室にも電車男(オリジナル版)は置いてあるんですけど、読んでいるのは圧倒的に若い人ですね。
しかも10代〜20代のヒトが多いです。
まぁそーだろーなぁ、、、開いた瞬間に御年配の方は「なんのこっちゃ」って思うんでしょう。
ちょっとした暗号みたいなもんだもん。
二の足を踏んでいる御年配の皆様、是非当待合室で試読してみては?。
結構オモシロいでっせ。
2005年06月26日
間違いない
長井秀和は30代半ばで既に人生を達観しているかも、、、と思わせる時がある。
彼のあの口調を思い出しながら読んで下さい。
憲子さんが会見で
貴乃花親方に言い放った
「社会勉強」。
その4文字に、貴乃花親方、
絶対に反論するな!
反論すればするほど
「社会勉強が、足りない」と
思われる罠が仕込んである。
気をつけろ。
薄汚れた大人だけは、
それを知っているぞ!
どうやら小生は「薄汚れた大人」の部類のようです。
間違いない。
で、今日は朝から以前の職場:要するに大学の後輩が主宰する勉強会に出席のため、上大岡まで行ってきました。
彼の症例は本当にいつもアグレッシブ。頭が下がります。
そして今日は若き麻酔医の先生による睡眠時無呼吸症候群のレクチャーもあったりして、勉強になりました。
で、会費は1人¥100也。ありがたいことです。
会場は例によってウィリング横浜という公共施設なんですが。
ええ、そうです。典型的な公費の無駄遣い型施設でありまして。
安く借りられるってのは良いんですけどね、エントランスのオブジェ群はいらんだろ、、、元は血税でしょ、、、といつも思ふ小生であります。
しかし長井秀和って活字にしても面白いな。
相当頭の良いヒトなんでしょうかねぇ。
頭が良いと言えば、最近は「読むと頭が良くなる本」みたいのが多いですよね。
こういう本を買うヒトって藁をも掴む気持ちなんでしょうか?。
2005年06月24日
洗脳かぁ、、、まさかね
貴乃花親方のパーマが何かと話題でありますな。
いわゆる80年代パーマですね。
彼って過去に洗脳騒動なんてのがあったけど、周囲の意見(雑音とも言います)を真面目に聞き過ぎるのかもしれませんね。
あの髪型も誰かの趣味なんでしょうかね、、、今度は整体師ならぬ美容師に洗脳されていたりして。
あと体重の方も160キロから90キロへと激ヤセらしいですから、、、減量師(そんなのいないか)に洗脳されていたりして。
2005年06月20日
文化の発祥はうしろめたさにあり
私的な話題で甚だ恐縮なのだが、小生の母親の話である。
小生の母親はとにかく世間体を気にする人で、世間の価値観への合致というものをとことん重視する。
特に自分の息子である小生に対しては、世間の価値観から少しでも外れることは絶対にして欲しくないと力説をする。
最近は歳をとったからか、その傾向に拍車がかかっているようだ。
母親としてはごく自然な感情なのだろうが、そのあまりの徹底ぶりには小生がしばしば「常軌を逸しているかな?」と悩むところでもある。
小生、自己分析するに、世間一般で広く行われている事とは少々違う事を体現してゆく事は好きであるし、実際に皆と同じ事をやっていては仕事の面でも男としても魅力はないと考えている。
もちろん、皆と少々違う事を自信満々に遂行しているわけではない。
ちょっとうしろめたいな、、、と思いながらしている事が多々ある。
今、小生の母は歌舞伎に夢中である。
今まで少しでもリスクのあるモノには一切手を出さなかった母が、誰に吹き込まれたか「歌舞伎座の株は絶対下がらないから」と言って歌舞伎座の株を購入している始末である。
歌舞伎が発祥した当時、歌舞伎役者などは河原乞食と蔑まれ、世間の価値観からは大きく外れた職業であったろう。
歌舞伎役者を子に持つ親はさぞかしうしろめたかったことだろう。
それが今では、無形文化財であり人間国宝である。
母はそんなことは考えず、純粋に歌舞伎を楽しんでいるのだろうが。
現在、文化として定着しているものの多くが、その発祥の瞬間には「うしろめたいもの」であったはずである。
、、、ま、小生の場合、人間国宝になど間違ってもならない自信なら満々にあるけどね〜。
2005年06月16日
古い話で恐縮です
昨日、CDを買ったんですよ。
ええ、3枚ほど。大量同時購入であります。
CDなんてのを買わなくなる時代はスグそこですから、もしかするとコレが最後のCD購入かも?。
で、今日そのCD達をパソコン(iTunes)に取り込んで早速聞いてみたんですけど、いや〜いいですねぇ。
買ったのは西城秀樹と野口五郎とキャンディーズでありまして、、、。
今聞くと野口五郎の曲って良いんですね。「針葉樹」なんてのは地味ですけど名曲ですナ。
ガキの頃はGOROちゃん(古いねどうも)の曲ってヒデキなどに比べて退屈だったんですけど、今聞くとナカナカ心に染み入るぢゃないですか。
うーん、筒美京平おそるべし。
そして何と言っても今回の白眉は、キャンディーズの「ラッキーチャンスを逃がさないで」。
コイツは本当に大好きな曲だったんですけど、不思議と今までコレクションになかったんです。
プロポーズ大作戦のテーマ曲と言えばお解りの貴兄は胸がキュンとなるのでは?。
キャンディーズって、歌詞の中で男の呼称に「あいつ」というのを多用するのですが、当時、女子が男子を「あいつ」呼ばわりすることなどタブー寸前で、ちょっとした新鮮さがあったんだと思いますね。
それにしても女子の言葉遣いはホントに隔世の感がありますワ。
それにしてもキャンディーズってホントに唄が上手いですよね〜。
すごく練習してる(させられてる)んだろうな〜ってのも伝わってきますし。
特に蘭ちゃんの声は本当にいい声(要するに好み)なんですワ。
21世紀の今、曲として聴いた時にはピンクレディーを確実に凌駕しているのは間違いないところでしょう。
この人達に「元気良い系」の曲を歌わせたら今だに右に出るものはいないのでは?、、、なんて思ってしまいます。
名曲も数多で枚挙に暇がありませんし、、、意外と吉田拓郎が作った曲以外にも当時のフォークっぽい曲調・アレンジ(ちょっと所ジョージっぽいのも)があったりして、、、あぁ青春が甦ります(笑)。
あ、それから話は変わって、フジTVの木曜10時のドラマ恋におちたらですが、ヤバいことに完全にハマり込んじゃってます。
小生、堤真一の演技って結構好きなのかもしれません。
2005年06月14日
黙するが価値(勝ち)?
二子山親方の死後、貴乃花親方と花田勝氏の確執が連日ワイドショーやニュースを賑わしております。
貴乃花親方はよく喋り、花田勝氏はだんまりを決め込んでおります。
小生思うに、こういう時って黙っている方が勝ちですね。
実際はどっちが悪いのかなんて小生は知っちゃないですよ、単純にそう感じるだけなんですけどね。
以前、堺正章と岡田美里が離婚した時、岡田美里は堺正章のことを会見でこき下ろして不満をぶちまけたのに対し、堺正章は離婚の事実を認めただけで、一切の言い訳をしなかったんですね。
実際はどちらが悪かったかなど知る由もないですが、小生の目には堺正章がやたらと格好良く映ったものでした。
あまり喋り過ぎると良くないというのは、日本人なら皆なんとなく感じているんだろうけど、ついつい喋っちゃう人って世の中に多いですよね。
特に以前言っていた事と今言っている事の間に、ほんの少しでも一貫性が崩れると、もうそれだけで信憑性がなくなっちゃうのに、意外と皆さんその辺には無頓着ですよね。感情的になっているから特にそうなのかな。
言いたい事を胸にしまい込んでいたりして、一挙に爆発させたくなる気持ちは解るけど、それをやっちゃぁオシマイだよね。
特に男はそう。しかも家族を巻き込むのなんてもってのほか。
「男は黙して語らず」、、、悪い言葉じゃないと思うんですが。
で、小生のこの日記、、、毎日何か書かなくちゃいけないじゃないですか。
黙して語らず、ってのは最初っから無理な相談なわけですね。
もちろんウソは書きたくないですし、当たり障りのない事ばかりじゃ面白くないし、、、あ〜難しい。
2005年06月13日
クール・ビズ
世の中、クール・ビズが話題であります。
国会議員の先生方もネクタイを外してアピールしておりますね。
自慢じゃありませんが、こんなものは小生が10年以上前から実践していたことであります。
ようやく時代の方が小生に追いついてきた、、、というのが率直な感想、というところでしょうか。
鋭敏な感覚を持つ小生のことですから、当時からどうも地球上の二酸化炭素濃度が高くなっていることを無意識のうちに察知していたのかもしれません。
それに対してこともあろうに先見の明のない諸先輩方は、やれ「だらしがない」と注意し、「みっともない」と非難し、果ては「学生以下の格好は良くない」などと教えを導こうとし、小生の地球環境への配慮という崇高な志を押さえ込もうとしていたんですなぁ。
地球の我々の子孫のことを真剣に考える小生は、もちろんそんな圧力に屈することなく意思を貫き通したのは言うまでもないことであります。
しかし先輩方も、今では当時の自分達の愚かさを恥じ、「茂木は当時、地球環境のことなど一言も口にしなかったぞ。強い意志とは裏腹になんて奥ゆかしいヤツなんだ」と思い、小生に小言を言ったことを悔いているかもしれません。
小生も学会に出席のときなどは一歩引いて先輩方の言いつけ通りにネクタイを締めたりしておりましたが、学会があるのはだいたい春か秋ですから、CO2排出量への影響も少なくて済むかな、、、と、これも決して当時は口には出しませんでしたけど。
それから、冷房の設定温度をスーツ&ネクタイの男性に合わせることで、女性には冷え過ぎになることも問題ですね。
そこへゆくと職場の女性への配慮という点でも、女性の体調を気遣う能力に劣る先輩方を尻目に、小生は常に先頭を切って行動で示していたわけです。
もっとも小生の旧職場の歯科大学の附属病院は冷房の効きが悪くて、「冷房が効きすぎて寒い」などと訴える女性は皆無でありましたし、クール・ビズの小生も汗ダラダラでしたけど。
、、、え?、それで冬には何故ネクタイ締めなかったのかって?
そりゃ、あなた、冬のうちから来るべき夏に向けて地球環境を守る意思を明確にしておかないと、、、、、ねぇ。
社会人の身だしなみですって?、、、ごもっとも。
2005年06月09日
韓希望小泉停止参拝靖国神社
以前、このブログで小生は日本の首相の靖国神社参拝には反対である、と書きました。
そう、「基本的に」反対なんです。理由は5月24日に書いた通り。
しかし、今年の夏の参拝に関しては、、、といえば、小泉さんには予定通り参拝していただきたいものです。
最近の中国とのこの問題におけるコジレ関係は出口が見えないわけですが、もし今年、小泉さんが中国の圧力に屈する形で靖国参拝を中止すれば、日中関係は一旦は無風状態にこそなるでしょうけど、中国はまた別のカードを切って「ゴネてくる」に決まってますって。
この際ですから、中韓以外のアジアの国々や、欧米各国には「靖国参拝を中止しないのは対中外交戦略のため」と内々に言った方がコンセンサスが得られるかもしれません。
それにしても中国ってのは政府による情報操作が当たり前の国とはいえ、よくぞ中国国民の世論を「不許是参拝靖国!(おそらく文法間違い)」に持っていったものです。
北朝鮮や韓国がどちらかと言えば「場当たり的」な反日政策なのに対して、中国(特に江沢民政権)は長期的視野に立って反日の構図を構築しましたもの。
中国って国はある意味で外交手腕は老獪そのものであります。
というわけで、中国に大きな外交カードを与えてしまったという意味でも、靖国”公式”参拝ってのはしない方がよかったんじゃないのかな〜、、、と思うわけです。今さら遅いけど。
あと、それを不要に煽って中国の反日キャンペーンに加担する格好になった朝日新聞はホントに責任重いど〜。
あ、今日も酒呑んじゃいました。
でも糖質70%オフの発泡酒と黒霧島をロックで1杯だけ。
適量でっしゃろ?
2005年06月06日
@ミッキーマウスの分身術
ミッキーマウスはたくさんいる。
ディズニーランドやシーでは、いろんなところにミッキーマウスが同時に出現している。
あたりまえだ。
ところがなぜか、みんな「ミッキーマウスは世界で1人しかいないんだよね」とうれしげに説明してくれる。
ちょっとばかだとおもう。
どうやら「ぽくほまだ子供心をなくしてないんだよ」ということを言いたいがために、そういう発言をするみたいで、ま、ばかですね。
4月に『東京ディズニーリゾート便利帖』という本を出した。
表紙に小さく「ミッキーマウスほ何匹いるのか」というフレーズが書かれてるんだけど、これを見た人は全員、何かの反応を起こすのである。
みんな、おかしいよ。
ミッキーマウスはたくさんいます。
着ぐるみなんだからたくさん用意されてるに決まっている。
おそらくかつて「ミッキーマウスは何体用意されてんですか」と聞いた人がいて、「ミッキーは世界で1人しかいませんよ」と答えたんでしょう。
そりゃ商品だから、そう答えますよ。
手作りのパン屋さんで「どのパンがおいしいの」と聞いたら「どれもおいしいですよ」と答えるのと同じだ。
どれか選んで、ああ、これはおいしい、これは今いちだなと判断すればよろしい。
パン屋の空に向けた公式声明は心意気の表明だと考えて無視すればいいわけだ。
でもみんな、ディズニーの声明は無視しないよな。
徹底的に時間管理をして、あらゆる瞬問にミッキーが2匹いないシフトを作ってると信じてる人までいる始末だ。
そんなことはしてません。
たしかに、1人の人間が同時に2匹のミッキーを見ることがないように、配慮されてますが、離れた2人は同時に別の場所で別のミッキーに出会えます。
つまり何だかんだって言っても、みんな「言っちゃいけないこと」が存在するのが大好きなんだね。
王国の王はもともとそのために存在してたし、天皇家という大きなタブーを抱えていたはずのわが国ですが、最近の若い人と話してると、天皇家よりもディズニーのタブーのほうを大きく考えてんじゃないか、とおもわれる瞬問があって、ちょっとどきっとしますね。
ディズニーは「ミッキーが何匹もいるなんて言っちゃだめ」なんて強制してるわけではなくて、でもやんわりとおもってるだろうから、その意図を汲んで、言わないようにしましょうよ、とみんな考えてるわけですよね。
なんのためなんだろ。
支配されたいのかなあ。
上記は週刊文春に掲載されていた堀井憲一郎のコラムより抜粋しました。
でも少なくとも放送局や芸能人に対しては圧力をかけているよな、ディスニーって。
ちょっとジャニーズやヤマギシズムに似ているところがあるかも、、、。
ディズニーランドやシーも「宗教のようなもの」なのかもしれません。
来園者の9割がリピーター!!ってのも仮に宗教ならごく当たり前なことだしネ。
スタッフの中にスレスレの笑顔の人、たまにいるよなぁ。
でもまぁ「お客様に感動を与える」っていう大義名分で実は宗教スレスレっていうパターンって、経営の王道じゃありませんこと?。
怪しげな経営セミナーとか自己啓発セミナーで支配されちゃった経営者は、今度はお客に対して類似の支配を始める、、、それも無自覚で、、、チョットしたマインドコントロールかも。
医院経営の場合はどうなんですか?
吉と出た場合はいいけど、凶と出た場合は、、、う〜ん恐ろしい。
ところで、こんなことを書いている小生って、心が荒みきっちゃって少年のやうな純真な部分は残っていないんでしょうかねぇ(笑)。
2005年06月02日
育った環境の重要性
今日から新しいメンバーとして歯科医師の森薫(もりかおり)さんが加わりました。
初日ということで随分緊張したのではないでしょうか。
向こう1週間くらいは家に帰ると妙に疲れている割に、何で疲れているのか、これといって判らなかったりして、、、。
1日も早く慣れて大いに活躍して下さいね。
昼休みに伊東先生が御夫妻で当医院を御訪問。
超豪勢な手土産までいただいて恐縮でありました。
奥様の「主人がお世話になりました」の一言が印象的でした。
元大関貴ノ花の二子山親方の葬儀がありました。
以前からとりだたされていた息子の花田勝氏と貴乃花親方の確執、、、ですか。
父の葬儀後の会見で貴乃花親方は花田勝氏に対する不快感を表明、、、まぁ当事者に何があったか知る由もありませんが、、、。
普通、こういう時には言わんよな。
いや、こういう時でなくても公には言わないよ。
仮に花田勝氏が一方的に悪くて貴乃花親方には全く非がないのだとしても、公には言わないでしょ、ふつー。
公に言うことによって当事者間はもとより、周囲、特にお互いの家族とかに要らぬ不利益が及ぶことまで頭がまわらんのでしょうか、、、いや、この人の場合は確信犯なんでしょうけど。
この貴乃花親方という人、横綱としては文句のつけようのない希代の名横綱だったかもしれないけど、一個人として見た時には非常に歪んだ心を持った人なんだろうな、、、と率直に思うわけです。
幼少期からの育った環境の特殊性、そして若くして角界のトップに登り詰めたわけですから、一般人とは全く異質の人間形成が行われたとしても何ら不思議はないのですが。
そういう意味で小生など、彼を非常に可哀想な人である、、、という目で見てしまうんですわ。
2005年05月24日
「引っ越〜しっ!」のオバさん?
中国の副首相が会談をドタキャン、、、国際外交における大いなる非礼をしてまで???
ま、こんなことは国際社会が許しませんけどね、ふつー。
北京オリンピックが近づけばなおさら、、、ああそっか、、、あいつらのことだから「あと3年あるから」と思って「今のうちにやっておこう!」って腹か。
反抗期の青少年が「少年法が適用されるうちに軽犯罪くらいはやっておこう」、、、ってのに似てるかな?・・・
ちなみに小生、日本の首相が「総理大臣として」靖国に参拝することに基本的には反対です。
別に中国への配慮なんてのはどうだっていい(うわ、問題発言?)と思っています。
でも、わりと親日的な東南アジアの国々(例えばシンガポールとか)でも、小泉さんが「首相として」靖国に参拝することに関してだけは不快感を示していますよね。
これは仮の話ですけど、ドイツにおいて「実はコール首相はヒトラーを奉っているところに極秘で訪れていた」などと過去の暴露があったとしたら、こいつは一大スキャンダルですわな。
国際世論に叩かれてもドイツ政府が「それは内政干渉だ」とは言えませんでしょ。
日本人の我々だって「えっ?なにそれ?」って思うでしょ、ふつー。
こういう仮の話をすると、「当時のナチスドイツと当時の大日本帝国とは全く別物」とか「ヒトラーが政権を握ったのと東条英機が政権を握ったのでは、その過程も社会背景も全く異なる」とか「当時の日本の政権はいわゆる軍事独裁政権とは異なるもの」などの意見が聞こえてきます。
その意見は正しいし、小生も同意見です。
でもね、だからと言って国際社会(特にアジア)の日本を見る目が、そこまでを理解してくれるかと言えばそれは無理な相談でしょう。
それにしても、ご近所さんが皆「不愉快だ」と言っているのに、強行するからには何か特別な理由があるはず。
小泉さんはその理由を「言えない」のか、それとも「敢えて言わない」のか?
何を聞かれても「適切に判断します」の繰り返しってのは何より日本の国民をバカにし過ぎておりますなぁ。
一個人で参拝する分には、どーぞいくらでも、、、なんですけどね。
まぁ、現時点で参拝を中止すれば「中国の言う通りにさせていただいた」ことになるから、急には中止しないでほしいけど、、、。
あぁ、これが外交的にがんじがらめの膠着状態で八方塞がりの出口の見えない日中関係ってやつですな。
あ、ちなみに、国際社会というご近所さんの中での中国って国は、例のフトン叩いて「引っ越〜しっ!」って騒いで結局警察に捕まったオバさんみたいなもんかな?。
あのオバさんの家でホームパーティー(北京オリンピック)やるって言っても、だれも行きたくないやね。
2005年05月18日
職業選択は自由だけど
毎週水曜日恒例!午前中から昼過ぎまで野暮用のため、スーパーカブでアチコチ走り回りました。
どーしてコマゴマした雑用が次から次へと湧いてくるんでしょうかね?。
野暮用のない水曜日が欲し〜い・・・!
野暮用の最中に松屋なんぞで昼メシを食いました。
以前から気になっていた角切りステーキ定食¥580也を食しましたが、、、う〜ん、、、牛丼か豚丼の方がいいや。
で、その野暮用をサクサク済ませた後は、横須賀に行って例のスポーツクラブに行きました。
その後は神奈川歯科大学歯周病学講座のセミナーに出席して参りました。
ホリ俊太郎先生の症例が素晴らしかったです。
その後、図書館で調べもの何ぞをしました。
夜は家系のラーメン店で夕食となりました。
店内の厨房では男3人が忙しく動き回っております。
店内は満員!。待っている客もいて、繁盛していますなぁ。
で、注文を取る係のバイトの女の子(ヤンキー風)なんですけど、客の小生の目から見ても要領が悪いんですね。
仕事は客を席まで案内して食券を受け取って内容を厨房に伝えるだけなんだけど、それだけでもうアップアップ。
いや、別に忙しそうに動き回っているわけじゃないんですよ。
普通なら、水を出したり、出来上がったラーメンを席まで運ぶこともするんだと思うんだけど、きっと店側がやらせていないんだろうなぁ。
まず、動きが遅いし、とにかくミスが多いんですわ。
小生がメシを喰っている間も待っているお客を放っておいて、新しく来た客を座らせちゃうし、、、。
注文も間違って伝えちゃうし、、、食券式だから間違わないでしょ、普通、、、と思うのは思う側の勝手で、本人は一生懸命やってるんだろうなぁ。
で、厨房からは容赦なく激がとぶわけですよ。それで、ますます深みにはまるんですな。
こういう子ってあまり叱っても逆効果だったりするし、、、かと言って「いいよ別に〜」ってやってても進歩しないし、、、それに、厨房がその子のペースにあわせて動いたら今来ている客に思い切り迷惑がかかるし。
ホント、こういう時の対応って難しいですよね〜。
小生も昔、要領の悪い子に対して必要以上に激をとばしたことがあったかも、、、って反省などしながらその光景を見ていました。
ラーメンを食べ終えて「ごちそうさま」と言うと、厨房からは「ありがとうございましたーっ」という元気のよい声が。
そして店を出ようとするとき、その子とすれ違いました。
「今は大変だけど、がんばれよ」と言う気持ちを込めて「ごちそうさまでした」って声をかけました。
すると、その子は視線をそらして、思いっきり無視するでやんの。
う〜ん、、、やっぱり彼女、この仕事には向いてないかも(笑)。
その後は例によって魔の巣に行って終電で帰って参りました、はい。
2005年05月08日
脱線したJR西日本から学ぶ
4月25日に発生したJR宝塚線(福知山線)の脱線事故。
事故発生の土壌(下地?)としてJR西日本の企業体質が何かと槍玉にあがっている今日この頃ですが、、、
1分半の遅れを取り戻そうとして速度超過になった可能性が高い、、、という今回のケースを踏まえて、TVのワイドショーやニュース番組のコメンテーター達は、「少しくらい遅れてもいいんだ」という職場の雰囲気があって良かったんではないか?、、、ということを言ったりしてますよね。
この時、小生は「コメンテーターって本当にお気楽な商売だな〜」って思う瞬間なんですよね。
極端に「遅延厳禁!罰則強化!!」という姿勢の職場であるなら、たしかに今回の事故の布石があった可能性はあります。
しかしですね、逆に「いいのいいの遅れたって。別に気にしなくていいから」っていう弛んだ雰囲気の職場だったら、今回とは別の原因の事故が大頻発していますって。
医療も全く上記と同様です。
医療には「当初の予定通りにいかない」といった小さなトラブルは日常茶飯事です。
逆に「100%予定通り」などというケースの方が極めて稀なのです。
その小さなトラブルを大きなトラブルにならないように未然にフォローしながら、最終的には当初の目標のなるべく近いところにまとめあげるのが、ドクターのウデでもあります。
上手なドクターの基準のひとつには、小さなトラブルをより早く見抜く事が出来、しかもそのフォローがより適切な人、というのがあるのではないかと思います。
医療においても、小さなトラブルを見つけるのが遅れたり、フォローが適切じゃなかったりしたドクターに対し、いたずらに罰則を強化したり、上司が罵詈雑言を浴びせたりすることは、たしかに大きな医療ミスを引き起こす土壌となり得るでしょう。
では反対に「いいのいいの、そんなの気にしなくて」という弛んだ雰囲気の医療現場の方が良い、、、わけはないですよね。医療ミスの温床となること間違いなしです。
患者さんだったらどうですか?。究極の選択なら多くの人は「いいのいいの」よりは「罰則強化」の医療機関を選ぶような気がするけど、、、。
職場に一定の厳しさは絶対必要。極端すぎるのはダメだけど、、、これが結論ですかねぇ。
そして、財政面、、、
TVなどではJRの利益第一主義が今回の事故を招いた、、、などと報じられていますが、実際はちょっと違うのではないかと思います。
JRの利益追求のスタイルは、いわゆる一般企業で批判されるところの俗に言う「カネ儲け主義」とは違って、「切迫した利益追求」だったと思うのです。
JR本州3社は旧国鉄の巨額の債務をある程度引き継いでいる、もちろんチャラにしてもらっている債務もあるけど、だからこそ政府や国民の目も厳しい、よって自社で黒字を出す事が至上命題であった、、、。
東海道新幹線を擁するJR東海、膨大な首都圏の通勤輸送を擁するJR東日本、大きなドル箱を抱える両社と比較してJR西日本は基盤が脆かった、、、。
しかも関西圏は競合する私鉄との状況がが関東の比ではないほど厳しい、、、。
その結果、利潤を追求するがために、気がつけば安全面が二の次になっていた可能性があるのでは、、、。
医療に関しても同様だと思います。
現在の政府の方針は、患者さん1人あたりに「国が払う」医療費を少なくして行こう、というものです。
ではその減らされた分は患者さんから取ればよいのか、、、医院としてはそれはナカナカしづらいものです。
ではどうするか。
現在の保健医療制度では患者さんの数を診れば診るほど売上が上がります。
効率よく売上を上げるためには、1日になるべくたくさんの患者さんを診る必要が出てきます。
要するに時間的な余裕がなくなるわけです。
何台もの診療台を1人のドクターが飛び回るという光景には、そのような理由があるのです。
国民医療費削減が声高に叫ばれている昨今ですが、医療に携わる者にはある程度の経済的な余裕が必要だと思うのです。
誤解のないように言っておきますが、何も大金持ちにさせろと言っているんじゃありません。もっと時間に余裕を持って患者さんの診療にあたりたいのです。
経済的余裕は時間的余裕を生み出します。
小生自身、もし、経営、採算ということを考えずに診療に没頭出来れば、どれほど精神的に楽かわかりません。
「経済的に余裕があれば今よりもっと良質な医療を提供出来るのに、、、」と考えている同業者の方は数多くいらっしゃるのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
歯医者同士を競争させて、患者さんの争奪戦に勝ち抜くため医療サービスを向上させる、、、その発想は正しいと思いますし、実際に成果となって現れていると思います。
しかし、必要以上の競争の激化は医院の経済的余裕を削ぎ落とします。
経済的余裕は時間的余裕を生む、、、それはJR西日本になかったもの。
2005年04月26日
やはり人災だったのか?
JR宝塚線の脱線事故で、脱線する前に到着した伊丹駅での8mのオーバーラン、実は40mだった。
ウソの報告をしていたわけですね。
しかしコレ、事故が起こった後の虚偽報告とは違い、事故が起こる前に運転士と車掌が申し合わせたウソ。
要するに犯罪における証拠隠滅に当たるものではない、とすると、、、
おそらくJR西日本の社内、特に運転関連の部署では定時運転に関する相当に厳しい規則(営業職におけるノルマのようなもの)があったのではないのでしょうか。
例えば、運転士の責任で列車の遅れを出した場合には相応のペナルティーがあった、、、というようなことはないのでしょうか。
国鉄の分割民営化後、JR西日本は関西圏(特に大阪近郊)の路線のサービスの充実を経営の柱として来ました。
国から援助のあるJR北海道、四国、九州と異なり、本州のJR3社は独立採算制を前提とした経営を求められてきました。
ドル箱の東海道新幹線を持つJR東海や、関西圏とは比較にならないほど膨大な量の首都圏の通勤輸送を擁するJR東日本と違い、JR西日本は自ら市場を開拓する必要があったのです。
さらに関西は元来私鉄の発達した土地柄で、関東では考えられないほど競合が激しいということ。
国鉄時代に失った客を私鉄から奪うことが至上命題であったと言っても過言ではないでしょう。
実際、JR西日本は関西圏に「アーバンネットワーク」なるものを構築し、スピードアップ、列車本数の大幅増加、乗り換えの利便性向上、複雑な直通運転や他線との接続を多数設定、車内設備の向上、など様々なサービス戦略を実行してきました。
実際、上記の各種のサービスレベルは非常に高く、首都圏の感覚からすると羨ましいほどに充実していました。
ことスピードアップに関しては目を見張るものがあり、短い期間に最高速度を130キロ(例えば首都圏の東海道線は100キロ)まであげていました。
しかしJR西日本(西日本に限らず他のJRもそうですが)のもうひとつの至上命題は、多額の債務を旧国鉄から引き継いでいることからも、効率優先、採算優先は避けて通れない命題でもありました。
国民の目も旧国鉄が産んだ多額の借金に対しては非常に厳しいものがありましたから、JR各社はとにかく無駄のない効率の良い経営を政府・国民レベルで常に求められていたことは言うまでもありません。
それが結果的に今回の大惨事の布石となってしまったとすれば、なんとも皮肉です。
今回の事故で、遅れた時間を取り戻そうとしたからか、運転士がスピードを出しすぎたことは間違いないようです。
スピードの出し過ぎが今回の事故の一因になったこともどうやら間違いないところでしょう。
やはり運転士を急がせてしまったのは、JR西日本社内にそのような雰囲気があったからなのでしょうか。
実は、規模は違えど、提供するサービスの質がJR西日本とよく似た会社が関東にもあります。
それは京浜急行。
スピードアップによる速達性、列車本数の増加、乗り換えの利便性向上、複雑な直通運転、車内設備の向上、、、どの項目でも他の関東の鉄道を凌駕しています。
採算性と安全性。一見、背反するようなこの2つの両立、、、これって医療にも通じるものがありますね。
医療の現場もこのことを他山の石としないといけません。
2005年04月17日
中国の反日デモですが
今日は初夏の陽気でポッカポカ。
チャリに乗って茅ヶ崎の家系ラーメンを食いに行きました。
まぁ一応美味しいけど、同じ家系なら藤沢のコチラや横須賀のコチラの方が小生は好きだな〜、、、と再認識しました。
で、帰りは辻堂海岸の交通公園に寄りましたが、すっげ〜混んでいるでやんの。
こういうところって、今日みたいな気候の時が一番混むんだろうな。
それから給料日前というのも関係しているかな。
さて、中国全土で3週連続で発生している反日デモですが、、、
イロイロな見方があるようですが小生に言わせれば、天安門事件の21世紀型みたいなもんですわな。
「ガス抜き」などと言っていられるのは今のうち。
なんてったって天安門事件以来の「秩序の乱れ」ですから。しかもその人数たるや、、、。
中国政府、中国共産党は、このデモをウラで煽動しておきながら、実のところは気が気ではないでしょう。
TVがベルリンの壁を崩壊させ東ドイツの体制をも崩壊させたように、ひょっとするとインターネットが意外と早く中国の現体制を崩壊させるかもしれません。マジで。
2005年04月15日
続・インフォームドコンセント
4月11日にインフォームドコンセントについて書きましたが、医療を生業としている以上、日々これは避けて通れないんですね。
患者さんにはコチラの提示した治療方針に(もちろん納得の上で)従っていただくのがコチラとしても楽なことは確かなのですが、全てがそうとは限りません。例えば、、、
その昔、よく経験したのは「歯周病の治療は必要ないからムシ歯だけ治して終了してくれ」というものですね。
最近は歯周病に関する情報が浸透したせいで、そのようにおっしゃる患者さんは随分減りましたが、やはりたまにはいらっしゃるわけです。
医学的に歯周治療が必要ないわけなどないのですが、その患者さんにとっては必要ないと感じるわけですね。
最終的には当然のことですが患者さんの希望が最優先されることになります。
ただし、その際には4月11日の「インフォームドコンセント」でも書いた通り、歯周病に目をつむってムシ歯だけ治療するわけですから、歯周病そのものは徐々に進行して行くこと、治療の「全体としての」クオリティーが下がることや、長期的に見てムシ歯の再発の可能性も高くなること等々、、、リスクを一通り説明するわけです。
しかし、そんな風にリスクを説明しながら、患者さんに確認をとっていると、なにやら「ひととおりリスクは説明しましたからね」みたいな感じになっちゃって、自分が「妙に嫌なヤツ」になった気になるんですワ。
あぁなんだか自己嫌悪、、、ホントお互いに気持ちの良いものではないですよねぇ。
インフォームドコンセント、、、もちろん大切であることは論を待たないのですが、これって医師の性善説には基づいていないよな。、、、そう感じる今日この頃です。
ところで、対応に苦慮するのは、コチラの提示した治療方針を一通り拒否された後に、最後に「ちゃんと歯を磨いていれば大丈夫ですよね?」と確認される方、、、。
「はい、磨いていれば大丈夫ですよ」って言ってもらいたいんだろうけど、、、(苦笑)。
そんなの大丈夫なわけはないよね。おっしゃる御本人も解っているんです、きっと。
「ちゃんと道路の右側を歩いてさえいれば絶対にクルマになんかひかれませんよね?。気をつけなくてもだいじょうぶですよね?ね?ね?」って言ってるのと同じようなもんですから。
そりゃ、道の真ん中を歩くよりはいいですけど。
追伸:
スタッフのアキヤマさんが高脂血症のための食事の本を貸してくれました。
心配してもらって恐縮です。ありがとう。
2005年04月11日
インフォームドコンセント
先週の月曜日に引き続き、カネコ先生が見学に訪れました。
今日は結構忙しかったんですが、ドクターを始め、新スタッフ、果てはカネコ先生も手伝っていただき、みなさんの頑張りと協力で乗り切ることが出来ました。感謝です。
さて、今日の表題のインフォームドコンセント、、、遥か昔、旧職場の教授先生がインフォームドコンセプトと言っておりました(笑)。
いまや、医療の常識ともいえるようになりつつある、このコンセントですが、、、
週刊文春のコラムにこんなことが書いてありました。
医者から、いかに多くの危険が待ち構えているかを、確立何万分の1かのリスクも含め、詳細に説明されているうちに、たかが検査だという甘い考えは消しとび、承諾書に署名捺印を求められるころには、2度と生きて病院を出られないと固く確信していることになる。
承諾した後になると、よっぽどのことがない限り、危険を承知で決めた以上、後で文句を言えないような気になる。文句を言っても『だからあれほど「本当にいいの?」って言ったじゃないの。今さら泣き言を言っても遅いんだよ。わたしは知らないからね』と言われそうなのだ。そういえば子供のころからそういうことばかり言われ続けてきたような気がする。
(中略)
一般に、リスクを知っても、たいていは対処法が分からない。1万分の1の確立の危険は無視すればいいのか、そんな危険は冒すべきではないのか、1万面のサイコロを振って決めればいいのか、リスク管理の専門家に教えて欲しいものだ。
近い将来、結婚するに当たってはリスクについての説明を受けた上で署名捺印が必要になることでしょう。
「十年後にはハゲる可能性があります。歳をとればボケる恐れがあります。交際費に多額の金がかかります。状況によっては浮気する恐れもあります。・・・アナタはそれでも夫を愛することを誓いますか?」
「十年後には太り、かつ粗暴になる恐れがあります。夫がボケたら追い出します。金は全て管理します。状況によっては夫を殺す恐れがあります。・・・アナタはそれでも妻を愛することを誓いますか?」
、、、以上、週刊文春のコラムから一部(じつは相当に)パクって記述いたしました。
2005年04月08日
古い話で恐縮です。
View image
4月1日のことだったと思いますが、北朝鮮のサッカー協会が、ワールドカップのアジア地区最終予選の対バーレーン戦、対イラン戦で審判の判定に不公正なところが多々あったという記者会見をしていましたね。
ああいうのって、、、
、、、「潔さ」を美徳とする日本人の感覚からは到底理解し難い一面ですわな。
隣国の韓国もそうですが、朝鮮半島の人というのは試合に負けて、後になってからあのようにウダウダと言い続けるのが好きですなぁ。
そういう光景、オリンピックとかでも何度となく見ましたから。
ま、お国柄ということもあるでしょうし、これについては以前より日常茶飯事なので、べつに今さら驚かないわけであります。
小生が今回驚いたのは、何と言っても
「暴徒と化した北朝鮮サポーターと警備隊との小競り合い」
これに尽きます。
北朝鮮の人民って、ああいう感情的な行動に走ることが出来るんだ、、、おいおい、やれば出来るじゃん!
みたいな感じで受け止めてしまったんですわ。
アレを見た将軍様はさぞかしビビったことと思いますね。
「現体制の存続を脅かすのはブッシュでもラムズフェルドでもライスでもなく自国民」って感じたかも。
2005年04月07日
郵政民営化考、、、
今国会の焦点(商店でも笑店でもないですが)のひとつに郵政民営化がありますね。
なかなか難航しているようでありますが、その原因のひとつに「国民の世論が今ひとつ盛り上がりきれていない」というのがあると思うんですわ。
その昔の国鉄民営化の時には国民世論もバッチリ盛り上がっておりましたもの。
じゃあ盛り上がれない原因は何???
考えたんですけど、それは職員の態度の差かな、、、と。
郵便局員って役人の中では最も「役人風を吹かせない」人達ですもんね。
アリテイに言えば、「威張ってない」んですわ。
その点、昔の国鉄の職員って本当に「威張ってた」もんなぁ。
今だにJRの職員の中に勘違いしているヤツって結構多くいらっしゃるじゃないですか。
当時の国鉄って、そういう人達ばかりだったんですから。
当時の国民の多くは国鉄職員のことを好きじゃなかったんですね。
今の国民の多くって(特に地元の)郵便局員のこと、結構好きなんじゃないでしょうか。
、、、あ、でも、そういや思い出しました。
昔は郵便局員も実は相当に威張っておりました。
国鉄が分割民営化されるのを目の当たりにし、ヤマト運輸の急成長もあって、郵便局のサービスはそれから徐々に改善していったのでした。
国鉄消滅から既に15年以上経つわけだから、郵便局のサービスが良くなっているのは当たり前か、、、と。
今国会の状況を見るにつけ、郵便局員にしてみればこの15年間のサービス改善は無駄ではなかった、ということでしょうか。
、、、そういやまたもや思い出しました。
役人の中で最も「役人風を吹かせない」人達、、、最近は郵便局員ではありませんでした。
市役所の年金の窓口の方々、、、特に1年前などは本当に低姿勢で哀れになるほどでした、はい。
2005年04月05日
医療も縁でしょ
歯科治療に限らず、医療というのは医師と患者さんとの信頼関係が非常に大切であることは言を待たないわけであります。
昨今の医療ジャーナリストの中には、「最初から医者は疑ってかかりなさい」みたいなことを言うアンポンタンがおりますが、
そんなもん小生に言わせりゃ「最初から良質の医療を放棄している」としか言いようがありませんナ。
そもそもですね、、、
医師も人間、患者さんも人間です。
両者間の人間関係はその後の医療の善し悪しに大きく影響します。
どちらかが相手のことを疑いの目で見ていたら良い人間関係なんて構築しようがないじゃないですか。ねぇ。
どんなにお見合い(転院)を繰り返したところで、毎回のように相手を疑いの目で見ていたら、いつまでたってもパートナー(良い主治医)が見つからないのと同じです。
お陰様で、当院に通っていただいている患者さんの多くとは、良好な信頼関係が築けているわけですが、
一部にはどうしてもウマく行かない場合というのも、もちろんあるわけです。
ま、人間同士ですから「相性」というのもたしかにありますが、、、。
で、小生にこんなことをおっしゃる方もおりました。
『ここで受けている治療ですけど、本当にこんな治療で良いのか、いつも息子に聞いてみるのですが、「そういう治療方法もあるんじゃないか」と言っておりましたものですから、、、』
、、、それって、小生に対して『アンタのことは普段から信用していませんから』って言ってるのと同じじゃんね〜。
もしやその息子というのがタチの悪い医療ジャーナリストのひとりなのか?と思い『息子さんは医療関係者ですか?』とお尋ねしたところ、、、
『歯科医師です』、、、oioi、、、なんだよ〜話は簡単じゃん。
自分のセガレに治療してもらえよ〜w
2005年03月29日
田尾監督って相当モテたクチですから
楽天、開幕戦で勝ったきり勝てませんねぇ。
これで新球団が楽天じゃなくてライブドアだったらもっとイロイロ言われていたことでしょう。
ま、開幕10連敗なんて記録だって過去にはあるんだから、そんなに騒がなくたって、、、というのが正直なところでしゅ。
その点、ソフトバンクは強い、、、って、要するに福岡ダイエーホークスは相変わらず強い、、、王監督は長い年月をかけて強いチームを作りました、、、読売巨人軍に固執しなくて良かったね、、、ということですが。
で、ソフトバンクインベストメントの北尾CEOですか。以前、どこかで会ったことのあるような、、、。
て言うか、あのテのやり手のオジさんってどの業界にも1人くらいいませんか?。
あと、どこの親戚の集まりでも、特に葬式とかで声が大きめで目立つオジさんにああいうタイプって多くないですか?。
世の年配の方々がホリエモンに抱く嫌悪感とはまた違った嫌悪感を北尾氏に抱いている潜在的な人層って、案外と多いんじゃないかな(笑)。
2005年03月28日
プリン体、恐るべし
小生、先月に極度の高脂血症であることが判明したわけですが、今まで家で飲む酒はアサヒの本生アクアブルーという糖質50%カットの発泡酒でした。
でも今後はキリンの淡麗グリーンラベルという糖質70%カットのヤツにしようかと思っています。
味見がてら何本か買ってみて飲んでいるんですが、結構美味いんですね。
日本の技術ってスゴいと感じる瞬間です。
で、調子に乗って次はプリン体99%カットというヤツにトライしてみました。
。。。。。。。う〜ん、これがマジで美味しくないでやんの。
プリン体って美味しさの重要な要素だったんですねぇ。
意地でも痛風にはなるまいと心に決めました。
そうまでして酒呑むな、、、ってか。
今月も更新しました。御贔屓に。