「妊娠中のレントゲン撮影」

結論から言えば、歯科治療で行うレントゲン撮影での胎児に対する影響は、限りなくゼロに近いと言って良いでしょう。

レントゲンによる胎児への影響があるのは、妊婦の腹部に防護なしの状態で一度に胎児に10rad(radは放射線量の単位です)以上の照射をした場合と されています。
歯科治療においてレントゲン撮影をする場合は、通常防護用の鉛エプロンを使用します。
また歯科レントゲンの場合は、直接母体の腹部にレントゲン線をを向けないこともあり、レントゲン照射量も直接照射した母体の皮膚で0.4〜0.5rad と基準の20分の1以下です。
胎児に直接レントゲンが到達する量は、最大でも0.000002radと基準の400万分の1であるので事実上無視できるレベルと言って良いでしょう。
WHOによれば、現代の歯科用X線撮影で生殖腺や胎児への影響は実質的に測定できないレベルにある、と報告しています。

しかし、妊娠時期には精神的な問題も多々あるので、妊娠の可能性がある場合は事前に主治医に報告しておけば安心でしょう。


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